65.影が薄い

「何か最近、私の影薄くないですか?」


私、綾目、芽衣の3人で昼休みに昼食を食べているといきなり芽衣はこんなことを言い出した。


「そう?別にそんなことないと思うけど?」


「いやいや、絶対最近私の影薄いですって!」


そうかなぁ?全然影薄くないと思うけど。


「それに最近夏希さんと学校でしか会うことないんですもん!」


そう言って芽衣は次々に不満を話し始める。


「夏希さんは佐藤さんと一緒にお泊りしたり、二人でバッティングセンターに遊びに行ったり、それでその後はそこのバッティングセンターで出会った桜さんって人と勝負して遊んだり、それで後日もう一度勝負して遊んだりって感じで最近全然私とは遊んだりしてないじゃないですか!」


確かにそう言われると影が薄く感じなくもない気がする……。

……いや、よっぱりそんなに影薄くないでしょ。

っていうかゲームのヒロインが影薄い訳ないじゃん。


「ということで、今度の休みの日私と一緒に遊びに行きましょう!」


芽衣は勝手にそう宣言するのだった。





────────────────────────────────────

一旦これからこの作品は二日置き投稿にしたいと思います。

理由としては他の作品も更新してきたいのと新作を書いたりもしたいからです。

……もっと筆が早ければ毎日投稿しながら他の作品も書けたのになぁ。


ということで今後ともよろしくお願いします。






新作投稿しました!

『高嶺の花の華雅さん。クールそうに見えて実はただのコミュ障』

https://kakuyomu.jp/works/16818023212794002568

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