64.桜さん視点2

side.桜



だけど自分が何回もしたことのあるバスケットボール、しかも同級生に負けたのは初めてだった。


だからこそ夏希さんにバスケットボールで負けた時は本当に悔しかったし、ちょっと現実味がなかった。


だって今まで自分とまともに勝負することができる人すらいなかったのに、ある日突然できた友達に負けるとは思わないでしょ!

しかも同級生でめちゃくちゃ美人な女の子に!


そんな感じのことを最初は1人でずっと考えてたけど、私の気持ちは時間が経つにつれて悔しさより嬉しさのほうの大きくなっていった。


そりゃあ、負けた時は確かに悔しかったけど、自分と同級生で初めて張り合うことのできる人が出てきたんだよ!?


よくよく考えたらそっちの方が嬉しくない!?って思考になったんだよね。


私が通ってる学校は運動が得意な学校だから、何人かは私とそれなりの勝負をすることは出来るんだけど自分が「負けるかも!」って思うような試合をすることは全然ないんだよね。


だから夏希さんの存在は本当に感謝している。


「ふふ、次会うのはいつになるかなぁ〜♪」


私は一人そう言葉を零し、次に夏希さんに会う日を心待ちにするのだった。



────────────────────────────────────



新作投稿しました!

『高嶺の花の華雅さん。クールそうに見えて実はただのコミュ障』

https://kakuyomu.jp/works/16818023212794002568

ぜひ読んで見てください!



作者のモチベーションのためにたまに応援コメントもしてくれると嬉しいです!

☆500目指して頑張れ!!

少しでも面白いと思って感じたらぜひフォローと☆☆☆を付けてください!

作者のモチベーションになります!

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る