42.バッティングセンター
受付で手続きを終わらせた私たちはバッティングゲージに向かう。
「よ~し!バンバン撃っちゃうぞ~!」
そう元気よく言い気合を入れる綾目。
しっかり打てるといいけど……。
そうして私たちはバッティングをし始めた。
~十数分後~
「ずーん……」
「大丈夫だって、それにまだまだ時間あるんだしリベンジできるよ」
そう言って私は項垂れている綾目にドリンクを渡しながら励ます。
そして綾目は私の隣に座る。
綾目の結果は一球もボールにかすりもせず全部空振りで、私は来たボールを全て打つことが出来てそのうち何回かはホームランを出すことが出来た。
何かこの展開予想出来たよね。
綾目、フラグ立てまくってたからどうせあんまり打てないんだろうな~とは思ってたし。
でも全部空振るとは思わなかったな……。
全部空振りって前の時と何も変わらないじゃん。
「ホントにこれボール打てるようになってるの?」
現実を受け入れられないのか施設にケチをつけ始める綾目。
「しっかり現実を受け入れなさい。前のリベンジするんでしょ?それにこのままじゃ前に来た時と結果が変わらないからリベンジ失敗だし」
時間はまだまだあるんだから諦めないでほしいね。
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夏希の運動神経良すぎない?
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『高嶺の花の華雅さん。クールそうに見えて実はただのコミュ障』
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