22.理由
「……で、なんで佐藤さんがここにいるんですか?」
名取さんがそう問いかける。
「実は………」
~メッセージのやり取りが終わった後~
(メッセージのやり取りも一区切りついたし、そろそろご飯作ろうかな)
そう思い立ち上がろうとすると突然インターホンがなった。
「誰だろう?」と思いながらも足早に玄関に向かいドアを開ける。
そしてそこにいたのは
「なっちゃん!暇だから来ちゃった!」
綾目だった。……まあ知ってたけどね、私の家に来る人なんて綾目しかいないし。
なんか悲しいな……。
そんなことを考えながらも綾目に言葉をかける。
「別にいいけど今からご飯作るから待っててくれない?」
「わかった~。けどまだご飯食べてなかったの?」
「ちょっと名取さんとメッセージでやり取りしたから」
「……どんな話してたの?」
「ん?明日遊ぼうって話」
「……へぇー。それって私も行っていい?」
「私はいいけど……」
名取さんとは仲良くなってほしいし。けど勝手に別の人を連れていくのって名取さん的には迷惑なのかな……?
「じゃあ明日は私もついていくから」
そんなことを考えてたら綾目はもう行く気満々だったから今更駄目だとは言えず名取さんに連絡だけしておいて
今に至る。
「こんな感じのやり取りがあって、一応だから名取さんにメッセージ送ってたはずだけど……」
私がそういうと名取さんはすぐにスマホを取り出し確認する。
「ほんとだ……」
そう言って呆然とする名取さん。
「じゃあ、今日はよろしくね~名取さん!」
そう満面の笑みで名取さんに言う綾目だった。
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ちなみに芽衣がメッセージを見てなかった理由は夏希と遊ぶと決まってうかれて服を決めたりしててスマホを見てなかったからです。可愛いですね!
……そのせいで綾目が来るのに気づけなかったけど。
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