15.名取芽衣
私、
これから新しい生活が始まる日であろう入学式の日の事。
私は新入生代表挨拶をしていた黒川夏希さんに一目惚れをした。
最初は「新入生代表ってどんな人だろう?」と思って、いろいろ想像していたが一目見た瞬間私は固まってしまった。
そのスタイルと美貌は私が今まで見た中でトップクラスだったし挨拶をしている時の微笑みが印象的な美少女だった。
その後どうにか黒川さんとお近づきになりたい!と思っていたが、周りから少し聞いた感じ勉強もできて、運動神経もいい。
そしてそれを鼻にかけずに、周りと仲良くなっていく姿に皆好印象を持っており、中
には私みたいに好きになったという人も出てきている。
そんな人に「私がどうやって近づけばいいんだ?」と私は一人悩んでいた。
私も顔は悪くないと思うし勉強だって自信がある。
なんなら私が新入生代表に選ばれると思っていたくらいだ。
……ただの思い上がりだったけど。
だけど両方私よりも上で他にもいろいろ出来る黒川さん。私がいきなり声をかけるにはハードルが高すぎた。
そこで私は黒川さんの友達であろう佐藤綾目さんに「私に黒川さんを紹介してほしい!」と頼んでみることにした。
だけどその返事は拒否。
しかもはっきりと。そして食い気味に。
さすがに即答でそんなにはっきり断られるとは思っていなかったので最初は聞き間違いかと思い、聞き返したが返事は変わらず拒否され
「いやです!!!!」
と言われた。
……私、何かした?
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