16.心配
その後、紹介してもらうことは諦めて勇気を出して直接黒川さんのところに行こうとした、のだが佐藤さんに「なっちゃんのことは諦めた方がいいと思いますよ?」と止められてしまった。
そのときの私は冷静じゃなかったのかムキになって「そんなことわからないじゃないですか!」と言ってしまった。
……だってしょうがないでしょ!初めての恋だし諦めたくなかったし。
その後、少し言い合いをした後二人で黒川さんの教室にその場の勢いと雰囲気だけで行ってしまった。
よくよく冷静に黒川さんの視点から考えてみるとよく知らない人が友人と一緒に突撃してくるのは普通に謎でしかなかったはずだしなんなら迷惑だったはずだ。
黒川さん本人も「え?」という顔をしてたし。
冷静じゃなかったとしても迷惑をかけてしまったのは本当に申し訳なく思ったし、いますぐにでも土下座したかったがそれをすると余計に迷惑をかけることになりそうだったのでやめた。
その後一度自分の教室に戻り昼休みにもう一度会うことになってしまった。
教室に戻った時の私の心情は「やってしまった~!!!!」という気持ちと「近くで見る黒川さん綺麗だったな~……」という二つの気持ちがせめぎあっていてめちゃくちゃだった。
そして昼休みまでの間、「黒川さんに嫌われたかもしれない」というネガティブなことが頭を支配し一人でいろいろと反省するのだった。
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