13.連絡先
とりあえずよくわからないけど二人が仲良くなったってことだけは分かった
「「全然違う!」」
……はずだったのだが何故か二人には否定されてしまった。
え?違うの?
喧嘩するほど仲がいいってやつなのかなぁ?
そんな見当はずれな考えをしていると名取さんが口を開く。
「そんなどうでもいいことより、少しお願いがありまして」
どうでもいいて、雑じゃない?
ゲームでも性格こんなだったっけ?
まぁ一旦この話は置いといて
「お願い?」
「はい。その~、連絡先とか交換したいなぁ~って思ってて」
少し顔を赤くしながら言ってくる名取さん。
まだ春だからそんなに暑くないと思うけどどうしたんだろ?
「ちょっと顔赤くない?体調大丈夫?」
「ぜ、ぜんぜん大丈夫ですっ!私少し暑がりで」
「大丈夫ならそれでいいんだけど、それで連絡先だっけ?」
「はい!」
「別にそのくらいなら全然いいよ。っていうかお願いされなくてもこっちからお願いしてたし」
「本当ですか!ありがとうございます!」
こっちとしても名取さんと綾目の仲がどれくらい進展したか確認したいし。
「……チッ、後でこっそり連絡先消してやるからな(小声)」
「綾目何か言った?」
「ううん!別に何でもないよ!」
たまに綾目が何か言ってるように聞こえるんだよね。
でも本人は否定してるし違うか。
空耳かな?
そんな感じで昼休みの時間も終わりそうなので二人とは別れて教室に戻ったのだった。
───────────────────────
少しでも面白いと思って感じたらぜひフォローと☆☆☆を付けてください!
作者のモチベーションになります!
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます