第4話 水の影響を受けやすい体質

 ふと疑問に思った方もいると思います。


 「健康のために水を飲みましょう!」って言うんだから、飲んだら飲んだだけ身体に良いんじゃないのかな? とりすぎなら、出せば良いじゃない?


 しかし、それがなかなか上手くいかないものなんですよ。


 私たちの身体に水は欠かせないですが、きちんと循環させて体内を綺麗にしないと、悪さをすることになります。

 むくみ、頭痛、冷え性等はその悪さの代表と言えますね。悩んでる方も多いんじゃないかしら。


 きちんと体内循環がされていれば、不要なものは排出される筈なんですけどね。なかなかそう上手くいかないのには、個々に「体質」があるからでしょう。


 ◆

 

 私は特に、水の影響を受けやすい体質だそうです。身体が水を溜め込みやすく、そのせいで冷えやすかったり老廃物の排出も悪くなったりするようです。


 人の身体は6~7割が水で出来ています。

 身体を巡る血液も大半が水。内臓だって水分たっぷりプリプリ艶やかが良いに決まっています。そう考えると、老廃物で身体の中が汚れたり、流れが悪くなれば、体調に影響するのも想像がつきますよね。


 思い返すと、私は幼い頃からトイレが遠かったです。それこそ小学生の頃は学校でトイレを使わず、帰宅したら即トイレに駆け込んでいました。外出先でトイレへ行かず、十時間近くすぎてから用を足していないと気づいた、なんてことも若い頃にはありました。


 つまり、子どもの頃からの習慣の影響もあり、身体に水分を溜め込みやすい体質になったのかもしれません。そして、なかなか根深いものとなったのでしょう。今でも、気を付けないとトイレの回数が減ってしまいます。


 老廃物が増えれば、身体の循環も滞ります。そうすると、さらに身体を温める血の巡りが悪なるので、冷え性は改善しないですよね。

 

 確かに、三年前の私はかなりの冷え性でした。

 夏場でも腹巻きをして、部屋の中でもスカーフが欠かせないくらいには、特に首回りや肩、背中の冷えが気になっていました。医者が言うには、お腹や背中も冷えが尋常ではなかったそうです。

 溜め込んで滞った身体の水分が、冷え冷えになっていたようですね。


 ◆


 ちょっと余談ですが、下半身は冷えているのに顔は火照ってる、なんて経験をされた方はいますか?

 私も、ちょくちょく熱が上半身にたまることがあります。実はこれも、冷えが原因だそうです。


 下半身は特に冷えやすいです。

 足で冷えた血液が上半身に向かうとき、脳は「身体を暖めろ!」と命令を出すそうです。そうすると、冷えた血液を温めようと、上半身は熱をためようとして逆上のぼせるそうです。


 この改善策は、上半身ではなく下半身の防寒につきます。

 女性はスカートを履くことも多く、また男性よりも筋肉量が低く、脂肪量が多いので冷えやすいです。

 着膨れはしたくない!という心理も働きますよね。冬は悪循環も良いとこです。


 生姜を摂取して体内から温めると良いともいいますが、胃腸が弱い方は多くはとれません。


 そこでオススメは!レッグウォーマーです。

 昔から、首と名がつくところは冷やすなと言われますが、特に足首は重要です。空気の層を作れるので、足首を温めて、冷えた血液を温めて送り出すことが出来ますからね。

 最近はおしゃれなものも多いですし、外出時のファッションに取り入れると良いでしょう。


 足は第二の心臓とも言われますからね。

 冷えが酷いときや体調が優れないときは、温めてみてください。

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