勘違いな恋は、こうしてうまれる!

315

第1話

 可愛いだけじゃダメなんだと、

 毎日、痛感する。

 確かに可愛いって、言われることの方が、多いけど…

 男なのにカッコいいと、言われたことが、略一度もない。


 目が、大きくて可愛いね。

 色が、白くて可愛いね。


 言葉が、認識できるようになった幼稚園児の頃、その言葉を聞いて最初は、正直に嬉しいって思えた。

 褒められているって、感じられたから。


 でも、結局それ以降は何をしても、可愛いとしか言われなくなってた。


 カッコいいと、思って着ている服も、可愛いと…

 謎に誉め称えられた。


 カッコよくて、好かれるんじゃなくて…

可愛いから好かれる。


 男なのに…


 小学生の頃、可愛い女の子に一目惚れして告白したけど…

 向こうは、俺を女子だと勘違いしていたらしく。

 やんわりと…

 「ずっと、女の子だと思ってたの。ゴメンね…」と、断られた。

 いや…その前に俺の名前、佐々木 カケルって言うんだけど…

 女子の名前にカケルって、居なくない?

 マコトとかハルカとかアキって言う中性的な名前なら分かるよ。

 ショックと言うか、

 何って言うか…


 俺…

 一生、女子から好かれない?

 振られる運命なの? って、本気で悩んだ。


 その頃から、気付いたことがある。

 異性には、まるで同性目線で見られ同じように、扱われている感が、強くなっているって…


 高校に入学して早々の放課後…

 コイバナ的な話から、次第に付き合っている男子やクラスの男子達への不満大会に突入したとき。

 全ての不満を言い終えた頃、主催者の女子が、おもむろに…

 「男子禁制の話しは、やっぱり盛り上がるわね!」(笑)

 「なんか、スッキリしたぁ~っ」

うん。うん。と頷きあう女子達。

 「…あの…」

 「うん?」

 「…俺、男だけど?」

 で、一斉に振り向かれたけど…

 なんで、皆、俺に気が付かなかった?

 「あぁ~っ…」

「ってか、カケルくんは、大丈夫じゃない?」

 何が、大丈夫?

 「普通に、この場にいても違和感無かったから…」

 もしかして、高校に来てまで…

 未だに男子とも思われてない?

 って、女子達が、口にしていた一部の男子への不満に、うんうんって頷けた俺って…

 「そう言えば、カケルくん。頷いていたね…」

「えっ? 例えば何かある? 男子への不満?」

「…不満って、言うか…皆も知ってるでしょ? 入学早々に言い寄られて迷惑掛けられた事…」

 「あったわね。早々に…」

 後は、何とも思ってもいない人から。しつこくIDが…とか聞かれたり。

 渡されようとしたり?

 「またあったの ?!」

 ザワつく教室。

 一昨日は、急に先輩から自慢話されて俺って凄いアピールとか、ベタベタしかけられたり…

 「……………」女子一同。

 「カケルくん。今から先生にまた被害届出そうか?」

 「だってそれ、やっちゃダメなやつでしょ!」

 それ以来、女子達から順番に徒党組んでガードされるようになってしまった。

 「女子に、守られる男子って…」

 「…お前…顔だけなら。女子の中でも違和感ねぇーしな…」

 唯一、冗談を言い合える? ような…

 たまたま席が、隣同士になって、仲良くなった修二が笑い飛ばす。

 「まぁ…落ち込むなって…」

 「慰めにもなってないよ!! もういいよ!!」

 思わず。

 勢いから教室を飛び出した俺は、前に人が居るとは知らずに、抱き付くように立ち止まった。

 「あっ、ごめんなさい!」

 顔を上げた先に居たのは、薄茶色の髪で、サラサラな少し長めのショートを耳に掛けていて…

 その耳には、可愛らしい色と花をアレンジしたピアスが揺れている。

 切れ長の目は涼しげで、瞳の色が淡い青色。

 身長は、俺よりかなり高いけど…

 なんかめちゃくちゃ、いい匂いするし…

 ドキドキが、おさまらない。


 「…なぁ結子。…カケルが、抱き付いた子…普通科に居たか?」

 「いえ…あんな可愛い子、うちの科にはいないわ…」

 「科が違うと、同じ階でも別棟だから…でも、同じ階に居るってことは、一年か?…」

 他の科と交流の場は、学食か部活動くらい?

 いや、今はそんなことより。

 目の前にいるこの子!

 「あの。いつまで抱き付いてるの?」

 声が、ちょっとハスキー掛かって、カッコいい。

 ヤバい。

 付き合えるのならこんな子が、いいって考えてた子が、目の前に現れたって感じ。

 周りに好みタイプとか言うと、幻想だの夢だの…現実に居なそうって言われることが、多いけど…

 居るんだ。

 「あのさぁ…聞いてる?」

 「ごめんなさい!」

 どうしよう。

 女子に抱き付きてしまった!!

 ヤバイ。

 絶対に、ヤバイ。

 コレが、事故だとしても…

 許されない!!

 でも、めちゃくちゃ好みの子なのは、間違いなくて…

 頭の中が、ぐちゃぐちゃだ。

 「あの…大丈夫? 具合が悪いの? 顔真っ赤だけど…」

 心配してくれてる?

 優しい。

 「あの…保健室に行く?」

 「大丈夫です!」

 焦る俺を、横目にクラスメート達の話し声が、耳に届く。

 「ねぇ…あの子、ハーフかな?」

 「あっ、そう言えば、特進科にハーフの子が居るとか聞いたような…」

 あぁ…だからこんなに綺麗なんだ。

 しかも特進科って、凄く頭も良いんだよね。

 「あっ! でも、カケルくん。噂だと、その子は…」

 そんなヒソヒソ話が、耳に入ってきたけど。

 勝手にチャンスとか…

 勝手に都合よく解釈してるけど、人を好きになるって、こう言うことだよね?

 真剣な表情をして、その子を見上げる。

 「あの。突然なんだけど…」

 「なに?」

 「一目惚れしました!! 俺と付き合って下さい!!」


 言ってしまった。

 告白してしまった…


 「えぇ…と」


 やっぱり。

 無理だよね。

 恐る恐る顔を上げるとその子は、かなり動揺していた。

 「あの……その…オレ。女装してるだけのなんだけど…」

 

 「えっ…」

 女装?


 え"ぇぇぇ~~~~っ!?

 「お…男?」


 「うん。オレ、三橋 ライガ。えっと、カケルくんって言ったっけ? キミと同じ一年。別に女装癖が、あるってわけじゃなくて、似合いそうな服を着てるだけだから。あっ、でも、スカートの方が多いかなぁ? 今日は、制服のスカートだし。SNSとかにも、その日のコーデを、アップしてるから…今度、招待するから見にきて」


 ヤバい。

 話が、全く入ってこない。


 「あの。ごめんなさい。今の忘れて! 勝手に勘違いして、ごめんなさい」

 教室に戻ろうとする俺を呼び止める。

 「えっ…ちょっと、待って!!」

 そう叫んだと思ったら。ライガと名乗った同級生は、俺の腕を掴んだ。

 「良いよ。付き合おう。 今から」

 「なっ!? えっ…」

 ガッチリと両肩を掴まれたまま修二や結子達のいる方を、向いている俺も、皆もポカンとしているのが分かった。

 「いやいや…勘違いだし!」

 「うん。知ってる。オレ…年中こんな格好してるから。よく同性に声掛けられるから…」

 「だったら。勘違いとかって、分かってるよね!!」

 「だって、可愛いから。付き合ってって言われて、嬉しかったから…」

 俺を抱き留めるライガの腕に、力が込められたように、急に力強くなった

 なんか…顔が…

 いや。

 ライガくんの青い瞳が、威圧的に本気だと見下ろしてくる。

 「まぁ…相手も、なんだ…えっと、付き合ってくれるって言うんだからさぁ。試しに付き合ってみれば?」

 修二…お前は、何を言てるの?

 「やっぱりカケルくん…って、そう言う星のもとに、生まれてるのかもしれないわ…」

 結子まで…

 その日、どうやって家に帰ったか分からない。

 無事に目が覚めて、朝食を食べているってことは…

 次の日になったってこと…だよね?

 朝食と言っても、食パンをトーストしたのと顆粒のスープのみだけど…

 普段は、目玉焼きとかサラダ付けたり。

 お昼ごはんのお弁当用意したり。

 慌ただしくしているから。

 お腹空くんだけど…

 今日は、食欲が無い。

 どうしても、この高校に通いたくて無理を承知で頼み込んで、受験して合格して心配されながらの一人暮らしだから。

 ちゃんとしないと、両親に迷惑をかけてしまう。

 でも、なぁ…


“ 良いよ。付き合おう… ”

 「今から…って…」

 ずっと。

 エンドレスにライガくんの声が、響いてる。

 まぁ…あの出来事は、あの場で起こった事故みたいなもので…

 もしかしたら。

 今の三橋 ライガは、忘れてるかも知れない。

 ライガくんだって、あの場の冗談で言ったかもだし。


 そう思って、学校の門を通り過ぎたはずなのに…

 昇降口の中で、ライガくんは待っていた。

 上履きに履き終えるのを待っていたかのように、ニッコリと笑い掛けながら。

 「カケルくん。おはよう」

 言われたけど、朝からキラキラとしたオーラ? 雰囲気? って言う目に見えない圧を感じてしまって言葉が、出なかった。

 今日は、昨日みたいな女子の制服じゃなくて男子の制服で、ゆったりめのニットに襟元に刺繍や飾りボタンが、アレンジされたシャツを着ている。

 ピアスも、昨日みたいなキラキラした飾りじゃなくて、毒々しい…? ダーク系な色とデザインのピアスで…


 ” 今日の服装は、カッコ可愛い “


 似合ってて良いな。

 羨ましい。


 ここの学校は、指定の制服があるけれど、服装が割りと自由で過度にならなければ、制服の上着じゃなくても、いいぐらい。

 ライガくんを見て分かると思うけど、ピアスも認められていて…

 それを個性とて学校側も認めてくれているらしい。

 制服登校だけど、制服自体を、アレンジしている人もいるくらい。

 季節が暑い時期ならTシャツとか、寒ければパーカーとかニットの重ね着してる子なんかも、珍しくもないとか。

 そんな中で、目立つ位置にいるライガくん。


 「カケルくん。途中まで一緒に…いか…な…」


 無視したわけじゃない。

 なんか周りの目線や…

 昨日まで、何でもなかったのに急に声を掛けられて焦ってしまった。

 名前しか、知らないし。


 「そうよね。名前しか分からないものね。科が一緒ならあれだけ目立つ子だし。聞かされなくても耳に入るって感じ? しかも、私達が、入学して略一ヶ月だもの」

 「まっ、知らなくて当然じゃねぇ? これから又聞きして、噂がってな…」

 「言えてる」

 昼休み俺達は、中庭でお弁当を広げていた。

 最初の一週間は、教室だったけど、メンバーの一人のお姉さんが

この学校の卒業生を持つ結子のお姉さんが、中庭で食べることを勧めてくれたことが切っ掛けで、昼食会みたいな感じで昼休みを過ごしている。

 「って、入学してから一ヶ月ちょい。かぁ…」

 そう一ヶ月ちょいなんだよ。

 色々あったなぁ…

 ストーカーって程までじゃないけど、追い回される感じの人に目を付けられたり。

 女子には男子扱いされない事実と、同性からナンパまがいな行動をされて…

 「俺も、勘違いな告白とか…」

 「カケル…まだ引きずってんの?」

 「だって、今日の朝、昇降口に居たし…声も掛けられたけど、どう反応していいか分からなくて…」

 「私…チラッと見てたけど、挨拶されただけでしょ? 普通にしてればいいじゃん」

 そうなんだけど…

 あの人だよ。

 「まぁ…確かになぁ…」

 「そう言えば、一部ではかなり有名人らしいのよ。ライガくん。あの身長で、あのスタイルでしょ? それに似合う服を着るって言うのが、彼のモットーだから。コーデの相談とかね……」

 「女物も男物でも、着るって言ってたしな…相当、好きなんだろうな服が…」

 「正解!」

 突然、声を掛けられたと思ったと同時に伸ばされた長い両腕が、僕に抱き付いてくる。

 「お昼、一緒に食べようと思って教室に行ったら中庭のベンチに、いつものメンバーでいるって聞いたから」

 「そうよ。卒業生の姉が言うに、雨の日や寒い季節以外は、ココで食べてるのが最高なんですって、ここって風通しもいいから夏場も、それなりに涼しいって…」

 「へぇ…木陰もあるし…良いかもね。オレも、これから食べに来ても、いいかな?」

 「あっ! 全然、良いよ! 男ってオレとカケルだけだったから。むしろ歓迎する」

 「ありがとう」

 綺麗な顔の人が、笑うとこんなにも、華やかさが増すんだ。

 飲み掛けのパックのオレンジを、ストローで飲んでいると、指先で頬っぺたを、ツンと弾かれた。

 振り向くとライガくんが、ちょっと不満げな表情で、見下ろしていることに気が付いた。

 「カケル…なんで朝、無視したの? おはようって、言っただけなのに…」

 「周りが、見てたし…」

 しかも、今日のライガくんは、本当にモデルさんみたいで、めちゃくちゃカッコ良かった…

 それに、同じ学年ってだけで、科も違うし急におはようって、言われても…


 「オレとカケルは、付き合ってるんだけど」


 これって、やっぱり。

 からかわれてるのかなぁ…

 ライガくんの腕を振りほどく様に席をずらす。

 「なんで、逃げるの?…」

 「いや…だから!! 勘違いしただけだから。付き合うとか…」

 自分から言い出したことで、おかしなことになり掛けている今だから。

 訂正して…

 「その…自分から告白しておいて、なんだけど…」


 「オレは、好きだよ。カケルのことが…」


 面と向かって、告白され返された…

 されたけど……

 「無理…でしょ?」

 可愛いからとか、

 「今まで散々、言われてきたし…好きだって言われることも、あったけど、からかわれるばっかで…」

 その場から立ち上がる俺にライガくんが、立ちふさがる。

 「俺が、勘違いで告白したの聞いて、面白がってノッタだけでしょ?」

 「いや…ちが!…」

 ライガくんに、掴まれそうになった腕を振り払うみたいに俺は走った。

 逃げ出すみたいに…

 勘違いだって言ってるのに、ライガくんに話しが通じない。

 溜め息を吐いたら。

なんか泣くまでは、いかないけど…

 視界がボヤけて見えた。

情けなくて、悔しくて、自分にも腹が立った。

 絶対に泣くって分かっていたから下を向いたまま歩いたいたら擦れ違い様に誰かとぶつかった。


 「オイ!」


 「ハイ…」

 「ちゃんと、前を見て歩け!!」

 「あっ…すみません!」

 多分、その時の俺は少し泣いていた後のような顔だったかも知れない。

 「なに? ぶつかって、痛かった?」

 「そう言うわけじゃ…」

 覗き込まれるように見られるのは、変な言い方だけど、慣れている…

 「もしかして、コイツ一年のアレじゃねぇ? 女みたいな顔してるって騒がれてるヤツ」

 ゲラゲラ笑い合う先輩らしいき数人のグループ。


 何か、怖い。


 「あぁ~っ、噂で二年の男にだっけ? ストーカー? とか、嫌がらせ受けたって、いつも一緒の女子達は、どうした?」

 「居ねぇ~んじゃねぇ?」

 中庭には、一旦学校裏から回らないと行けないし。

 道幅も狭い。

 「えっと…」

 「でも、実際この顔なら。からかいたくなるかもな?」

 高圧的にニヤ付かれて、からかわれて、こんな学校選ぶんじゃなかった。

 「アレ? なに? 泣きそう?」

 良く考えれば、こんなふうにタチの悪い連中に絡まれることも、日常的ではないけど、何度も経験してきたし…

 嫌がっているって分かってて、今みたいに強引に腕や肩を組んでくることも、珍しくない。

 「へぇ~~っ、マジで、可愛い顔してる」とか、言いながら両肩掴まれてスミに追いやられるとか…

 コレ、嫌がらせじゃなくて、遊ばれてる?


 気持ち悪い。

 ニヤニヤ笑う顔が、近付いてくる。

 振り払って逃げにきゃって、分かってるんだけど身体が、全然動かない。

 何か、今までの嫌がらせ方とか、からかい方とは、違うような…

 これって、何なかヤバイ?

 内心、いつも、皆のこと鬱陶しいって思っていたけど…

 俺自体、皆に甘えていたんだ…

 「オレら、別に虐めてるわけじゃねぇーのにさぁ…顔上げてよ~!」

 「…!!っ」

 フワっとした嗅ぎ覚えのある香りの人影が、俺と先輩の間に割って入った。

 流れた薄茶色の髪を見て俺は、静かにその顔を上げる…

 「ライガくん?」

 さっきみたいにニッコリ笑って、頭を撫でてくれた。

 その手が、温かい。

 「…で?」ライガくんが、言い掛けると、俺の肩を掴む両手が、ビクッとなった。

 「この子に顔上げさせるのは、アレだけど、上げたらオレの肘顔面にメリ込むかもよ?」

 そっか…

 ライガくんって、ハーフで彫りが若干深めだから睨むと迫力が、増すんだ…

 しかも、先輩らしき人達よりも…

 身長高いし。

 威圧的に見下ろされたら…

 「逃げてった…」

 「…じゃないよ! 間に合って良かったぁ~っ」

 …と、再び抱き付かれた。

 まるでその格好が、小さな子供が大人に抱っこされているような光景とでも言うと、伝わるかなぁ?

 「オレが、走って行っちゃったカケルに…そっとしとこうって言ったら。修二達が、カケルはよくトラブルに巻き込まれやすいから追えって…」

 「あっ…」

 「追って、正解。修二達に、お礼言わなきゃなぁ…」

 ぎゅーっと、抱き留められる感覚に、少し気持ちが苦しくなる。

 「一人で、行かせてごめん…」

 向かい合って、俺の目線に合わせてくれる……のは、いいけど…

 「あのさぁ…今更だけど、からかいとかじゃなくて、本気で付き合って欲しい」

 「…………………」

 真面目に告白されてるんだけど、

 身長差が、気になって素直に聞けない…

 中腰の姿勢と、高い所に手が届かないのは、どちらがツライことなのか…

 俺の身長165に対して明らかに80越えてるよねの身長差だよ。

 もしかしたら。

 90近いかも?

 いや…もう。

 身長差から釣り合わないでしょ?

 ネタにされる…

 そう言う雑念しか入ってこないのは、俺が素直じゃないから?


 「って、真面目に言ってるのに何で、そんなに冷めた目をしてるの ?!」


 えぇ……っと、


 「返事が、聞きたいんだけど……」


 返事……


 えぇ……っと、


 「ほ…保留で!!」


 「保留?」

 それしか、浮かんでこなかった。

俺は、どうすればいい?



           

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