スタートと言われ思い出す事

るるあ

ボーッと生きてた中での、強い記憶


 今回のお題「スタート」。

 ……と言われても、うまく発想が湧かず。


 子供に

 「スタートと言えば何を思いつく?」

 と聞いてみたところ、


 「マラソン!かけっこ!」

 「レース!」


 と返され、物語は無理だと悟ったので

幼少期の印象的記憶について語ることにしてみた。



 あれは、幼稚園の運動会。


 入園前のちびちゃい子供たちが、手をつないで一列になり、ゴールまで走る?という競技に、親の勧めで参加していた。


 あまり頓着のない(考えなしなのか?)よいこだったであろう私は、しばらく手をつないで走って?歩いて?いたのだか、だんだんモタモタとした状態である事に違和感を覚え、そして、はっと気がついた。


 ……これ、手を繋がないで走った方が楽じゃない?


 よし、行こう!と、

 繋いだ手を振り切って一人ダッシュでゴール!!


 なんか折り紙で作ったメダル的な物を首から下げてもらい、記念日?か何か貰って満足したような記憶がある。


 やらかしているね、私。

 ……これも黒歴史になるのだろうか?


 もうひとつ。

 これは幼稚園入園後の、またまた運動会。

 ゆり組?年中さんくらいの時のかけっこ。


 よーいどん!で走り始めて、隣を走る子がすごく必死で、ああ、こんなに勝ちたいのなら先に行かせてあげよう!!と思って走りを弱めたら最下位に。

 あービリはイヤだから抜かされるんじゃなかったなぁ〜でも相手が必死だったからなあー。という思い出。


 ……走ってる最中に、そんな考えが浮かぶ私ってなんだろう??


 自分の子供がなんだか特異で面白いなぁと思ってたけど、友人から言われた


 「息子ちゃん、英才教育してるのね。受け継がれる面白さ…」


 というのは、自分を振り返ると判ってしまうのかもしれない……。


 いや、故意にやっているわけではないんだ!!申し訳ないが天然のやつなんだ……

息子達よすまん、強く生きてくれ……。





 

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