駆け抜けろ!新春橘マラソン大会
降矢あめ
スタート
位置について、よーい、パンッ。
始まりました、
スタートでトップに立ったのは
トップに続いているのは母の橘まき。今年は彼女の実家にて親子水入らずで過ごしています。
対して遅れをとったのは父・
おっとここでペースを上げてきたのが長女の
トップの蒼真はバレンタインデーを前に恋人にフラれてしまったようだ。足の力が抜け次々と抜かれていく。
まきは仕事で大口の契約を勝ち取った!おめでとう!ご褒美チョコを茜と一緒に補給します。
健一は珍しくホワイトデーに家族チョコを振舞った。健一にはよくわからないバカ高いチョコも家族の笑顔が見られるならば安いものです。ちなみにこのチョコのセレクトには蒼真も一役買っていました。
春、蒼真は切り替えて新しい出会いを求めて奮闘しています。
無事志望した大学に合格した茜ははじめての一人暮らしに戸惑っているようです。まきと健一からは頻繁にご飯を食べているかとメッセージが届きます。
茜がいなくなった家では健一とまきの二人の時間が増えました。結婚生活25年、二人の未来はいかに、、、。
蒼真のバイト先には同じ大学の後輩がやってきました。かなり蒼真の好みのタイプだ。ゴールデンウィークはバイト漬けの予感です。
茜は新しい環境に慣れ、友達もできました。将来の夢に向かって着実に一歩一歩進んでいます。
健一の職場では長年一緒に働いた上司が退職することになりました。花束を持った上司の姿に将来の自分を重ねます。
おっとここでまきの友人が熟年離婚!お互いそれぞれの道でそれぞれのペースでやっていくことを選んだ二人の話にまきも自分たち夫婦のことを想像してしまう!
夏休み、久々に実家に帰省した茜は静かな家に少々戸惑っている様子。どうやら健一とまきは冷戦中のようだ。食事、洗濯、寝室、給水?すべて別々になっている!二人に挟まれ身動きが取れなくなった茜は叫ぶ。
「
蒼真はバイト先の後輩と着実に距離を縮めている。が、ここで思わず事実が発覚!なんとその後輩は蒼真の友人と付き合い始めたー。げっそりとした様子の蒼真にようやく茜の声が届きます。
11月、結婚生活26年目を迎えたまきと健一ですが雲行きがあやしい。まきは健一とおそろいのリストバンドを外そうとしているようだ。っとここで健一の足がもつれる。長年の飲酒のせいか健康診断で再検査!うずくまる健一ですが、まき、蒼真、茜が駆けつけ立ち上がることができました。家族四人で新たなリストバンドをつけ再出発だ。
さあ、今年も残すところあと一か月。大掃除、決算、課題等々各自年末に向けてラストスパートをかける。
「橘一家いろいろありましたが最後は足並みをそろえて一斉にゴール、そして2024年のスタートを切りました。さて今年はどんな一年になるのか、楽しみですね。解説・実況は橘家の愛犬、
駆け抜けろ!新春橘マラソン大会 降矢あめ @rainsumika
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます