第42話 ティティル視点のこの世界
みんな~~、こんにちわ~~~!
ティティルだよ!
今日はね、私視点でこの世界について話していくね
私はこの世界に来てからいろんなことを龍錬たちに教えてもらったよ
この世界の常識や文化について、後は娯楽とか!
もともと里の外から来る娯楽品とか大好きだったから今は最高の気分
鏡花やディシアさんといっしょに買い物に行ったけどそれがもう楽しかった、見たこともないものがたくさんあって、服もいろんなお店にいろんな服があって目が回りそうだった
試着?ができていろんな服を鏡花さんに選んでもらって着てみた、今までのエルフの礼服と違って露出はほぼなくなったけど、これはこれで新感覚でいい!
あとこの世界だと化粧関連の商品もたくさんあって驚いたよ、だって元の世界だと花や薬草を潰した薬で化粧してたけど、それ以上に綺麗になるし口紅とかもきれいに慣れて最高
写真に撮ってもらったけど自分じゃないみたいだった
あとこの世界の食事は美味しい!
特に甘いの、デザートが好き!
前にパフェっていうデザート食べたんだけどそれがとてもおいしかったの!
苺や桃の果物もよかったし、この世界のクリームっていうの、それがもう最高!
元の世界に牛はいたけど、まさか乳がこんな感じになるなんて!
ディシアさんが今度別のデザートのお店に案内してくれるって、楽しみ!
でもなんでみんな、カエルの卵みたいなのが入った飲み物飲んでるんだろ?たぴおか?
ただまあ少し不満というかなんというか
この世界ではむやみやたらに矢を放つのはいけないらしいの
この世界の弓道やアーチェリーを見たけど、あの距離なら元の世界の10歳のエルフなら簡単にど真ん中にあたる距離だった
全部が全部この世界に劣っているというわけではなかったのでよかった
でも3.4キロの獲物を狙う狩りはなかなかできない、RWOをするまでは欲求不満だったな~
ほかにもいろいろ違うことがわかったよ、この日本は元の世界に比べれば平和?らしいけど、その違いのせいか、人の考え方が全然違う
前に龍錬に
「ねえ龍錬、ちょっといい?」
「ん?なんだティティル?」
「今動画サイトでいろいろ見てたんだけど、この迷惑系ってなに?」
「なんでそんなもの見てんだよ」
「いや、サムネとタイトルだけでまだ内容は見てないよ、なんか見たくなかったし、でもなんでこんな動画が出てるのかわからないの」
どうやらこの世界にはVtuberとは別に自身の顔を出して動画や配信をするRtuberとおうものもあるらしいの、リアルからRらしい
「この神社にいたずらしたとか、破壊してみたとか、悪いことをなんで投稿してるの?」
「ん~~~、まずこれらを投稿してるやらは馬鹿というか非常識な人間ってのは前提で話すね」
「うん、異世界人の私でもこれが非常識だとわかるよ」
「その上で、動画を投稿するのはそういう過激な内容は伸びやすいんだ」
「そうなの!?」
「とはいってもそれは一瞬バズらせることはできても継続的なファン獲得はほぼできない、できても規約違反で動画やチャンネルがBANされる」
「じゃあなんでこの人たちは投稿するの?規約とか読んだけどこんなんじゃも収益化とかできないんじゃない?」
「まあ、基本的に承認欲求と自己顕示欲の暴走が原因だ」
「承認欲求と自己顕示欲の暴走?」
「例えばだが、もしティティルの世界で射撃でずるをしようとしたり、弓を乱暴に扱うやつがいたとしたらどう思う?」
「えぇ!?そんな人いないよ!、もしいたとしたらみんなから嫌われて距離を取られるよ!」
「そうしたらその人物はみんなから注目されないか?悪い意味で」
「多分、今までそんな人いなかったからわからないけど」
「結果、その人物の目論見通り、注目が集まるんだ」
「え?注目されたいからそんなことするの!?」
「正攻法で真っ当に努力して注目を集めるのはなかなか難しい、こつこつと数人から認知されてから努力と実力に見合った注目を集めていくのは時間もかかる」
「だが過激なものはすぐに注目を集める、例えすぐに消えるとしても今すぐ注目を集めたい、承認欲求と自己顕示欲を満たしたい!ってなると過激なものに手を染めてしまうんだ」
「………………正直あんま理解できてないかな」
「理解しなくてもいいよ、俺たちは真っ当な努力をして注目を集めるんだから」
「うん、わかった!」
ほかにもいろいろ教えてくれた
世界によって人の考え方が違うんだなって思った、社会問題?って言うらしい
でもまあわたしはこの世界に来たことは後悔してない、龍錬たちと一緒なら問題ないし、Vtuberの活動が楽しいし
これからも頑張っていくから、応援よろしくね!
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