第8話 ディシアのゲーム配信
【初心者配信】魔王ディシアの『遊び大百全』実況!!【龍錬サポートあり】
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時間になり、ディシア
「跪け、主らは魔王の前におるのだぞ」
『ははぁーー!!_○/|_ 』
『ははぁーー!!_○/|_』
『ははぁーー!!_○/|_』
『ははぁーー!!_○/|_』
『ディシア様万歳!!』
「うむ、優秀な忠臣が多くてわらわもうれしいぞ、今回は龍錬からゲーム実況というものをするように言われての」
『ゲーム実況!』
『なんのゲームだろ』
『↑サムネに書いてあっただろ』
『遊び大百全!遊び大百全!』
やはりゲーム実況は人気であり、さらにどのゲームをするのかによっては視聴者数も増える
「今回は遊び大百全というものをやっていくぞ、わらわはこの世界の遊戯には疎いからの、世界中の遊戯がそろったこれをすることになったのじゃ」
『なるほど』
『どのゲームからするの?』
『一人用ゲーム?』
『視聴者参加型?』
『まさか社長参戦?』
「ほう、よくわかったの~、今回は龍錬と一緒に遊んでいくぞ、こらぼというやつじゃ!」
画面にもう一人の人物の立ち絵が表示され、黒森龍錬が参戦する
「どうも、ようやくタレントが来てくれて大歓喜、マーシャルコード社長、黒森龍錬だ!」
『社長参戦!!』
『まじか』
『もうコラボか』
『タレント一人目おめでとうw』
「わらわ一人じゃと味気ないし視聴者参加型はまだ許可を得ておらんからの、サンドバックとして龍錬を連れてきたぞ」
「いやおれがフルボッコにされる前提かよ!?」
「当たり前じゃ、我は魔王ぞ?」
「ならこっちは勇者だ!」
「よかろう、実力差もわからぬ龍錬に身の程を教えてやろう!」
『まさかのディシア様vs龍錬社長か』
『ディシア様がんばれ!!』
『魔王様!!』
『勇者も頑張りな!!』
こういったバチバチとした感じは視聴者もどちらか片方を応援し盛り上がる
コラボの醍醐味の一つ
事前にディシアと決めてはいたが、やはりディシアのほうを応援するのが多いが、思ったより俺に対する応援も少しはあったので嬉しい
「では最初はどのゲームからするかの?」
「そうだな、最初は『ブラックジャック』をしよう」
ブラックジャックは知っての通り、21に近いほうが勝利のゲーム
この遊び大百全のシステム上チップを支払って勝てば倍帰ってくるというもの
10ターンで最終的にどちらが多くチップを所持しているかで勝敗を決める
「この画面の奥にいるディーラーとやらに勝てばよいのじゃな?」
「あぁ、それと合計が22以上になったら『バースト』、強制的に負けだ」
「心得た」
「練習するか?俺は前に遊びでやったことあるし」
「必要ない」
「ならゲームスタートだ!」
1ターン目
龍錬 総チップ100 賭けチップ10
ディシア 総チップ100 賭けチップ10
龍錬視点
【8】【5】
今回俺は引き立て役だが完全にぼろ負けするのも面白くない
というか個人的に全敗は嫌だ
だがまあ相手は魔王ディシア、普通の相手じゃない
【10】【2】
合計値ではディシアより1多いが、次のヒットでどうなるか
こういった上位者は運も強いのがあるあるだ、今日初めて知ったからって油断はできない
現在13、バーストするかもしれないがここはせめていこう
「ヒット」
【8】【5】【5】
これで18、序盤にしてはまあいいか
「ヒットじゃ!」
【10】【2】【8】
まじか、合計20だからディーラーが21ジャストじゃない限り勝確に近い
「スタンド」
18は心許ないが仕方ない、勝負するか
「スタンド」
ディーラーの番
【2】【6】
【6】
【5】
【スタンド】
結果は19
「負けた!」
「かかか!余裕じゃ!」
初戦はディシアがチップをゲットした
まあいいだろう、べ 別に俺は引き立て役なんだし、どうせ負ける予定なんだし
と考えるが、普通に悔しいので次は勝ちに行く
と思ってやってみたのだが、
10ターン目結果
龍錬 総チップ80
ディシア 総チップ150
「負けた~~~」
「かかか!!わらわの勝利じゃ!!」
ディシアに圧倒する展開もなく負けた
『さすがディシア様!!』
『ディシア様最強!』
『まあ知ってた』
『社長もまあ頑張った』
本来ならわざと負けにいく予定だったが、悔しくて全部勝ちに行こうとしてしまっても負けてしまった
「さて、次はどのゲームをするかの~?」
「次のゲームは………」
そして次のゲームを選ぶ
「次は勝つ!」
「かかか、足掻いて見せろ人間」
『魔王様すげぇ!』
『社長が勇者みたいに』
『やっぱ勇者VS魔王は王道なんよ』
『ディシア様ーーーー!!!』
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【切り抜き】【ディシア様】魔王無双!ディシア様はゲーム最強!!
「次は運の絡まないエアホッケーだ!」
「この丸いのを相手陣営に入れればいいのじゃな?」
数分後
「よし、あと数点で勝利だ!」
「なるほどな、だいたいわかったぞ」
「え?」
さらに数分後
「あ、あそこから一点も入らなかった………」
「かかかか!!我は魔王ぞ!」
あの発言から後は人が変わったかのように強くなり、時間もかからずにディシアが勝利した
「次はフィッシングだ!!」
「ほう、ゲームで釣りができるとはのう」
「俺も前に海釣り公園に行ったことあるんでな、」
数分後
「なんで全然取れねえんだよ~~~!!!」
「かかか、無駄な動作が多すぎるぞ龍錬、最低限の竿の動きで取ればその分多く釣れるのじゃ、リヴァイアサンも釣ったわらわぞ!!」
『ディシア様釣り上級者かよ!』
『見比べてみると竿の動きが全然ちげぇ』
『さすがディシア様!!』
『リヴァイアサンって聞こえたような』
結果はもちろんディシアの圧勝
「最後はルドーだ!!」
『でた!友情破壊ゲーム!』
『まあ今回もディシア様の圧勝かな』
『ディシア様最強!』
『社長もまあ頑張れ』
「サイコロと駒のゲームか、ふむふむ」
最後のゲームは龍錬が視聴者に圧勝したことがあるゲーム
やられっぱなしも面白くないのでこのゲームでいいところを見せておきたいが
ディシアに叶うのかどうか
数分後
「おい龍錬!おぬしわざとわらわの駒を吹き飛ばしたな!」
「当たり前だ、こちとらただのサンドバックじゃないってところ見せないといけないんでな~~!!」
「だからとてもうすぐゴールしそうなCPUを無視するとは」
「ここは俺とお前の勝負、CPU2人が先に上がろうがお前に勝てばいいんだ!」
「くっ、おぬしも少しはやるようじゃの、じゃがわらわは魔王じゃ!最後に勝つのはわらわじゃ!!」
『結構いい勝負!』
『社長も頑張れ!!』
『最後にかっこいい所見せてよ!!』
『いけーー!』
『ディシア様!!』
『さっきと違った表情してるディシア様最高!!』
『魔王様がんばれ!』
『これは熱くなってきたーーー!!』
結果はお互いに最後の駒でギリギリディシアが勝利した
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