4日目

高校の勉強は流石に難しく、クラスメイトの中でうちに近い人達と合同で勉強したりした。


「おま!ここ違えよ!ここの計算間違っているから先すべてやり直しだな」

「マジで?」

「マジ。あと証明も間違ってる」

「は~っ」

ゴシゴシ

「あなたも歴史間違っているわよ。この年代に蒸気機関はないわ」

「え」

にゃ!

「どうした?■■」

にゃにゃ!

「ご飯?」

にゃ!

「…そろそろ休憩しましょう」


■■がタイミングのいい休憩の時間を教えてくれたりもした。…ただお腹がすいただけかもしれないけど…


「メリークリスマス!」

にゃ~おん!

「ほい。今日はいつもよりいっぱい食べていいぞ~。プレゼントだ!」

「■■ちゃん!はい!服を着せてあげるね~」


クリスマスにはキャットフードをいっぱいあげた。妹はプレゼントとして自分でデザインして裁縫で作った赤白の服を■■に着せていた。嫌がるそぶりも見せず自分から腕を通しクリスマスツリーの前に座った。とても様になっていてついスマホで写真を撮ってしまった。


ガリガリガリ

「なんだ?」

ガチャ

にゃお?

「…ふふ。ありがとな。休憩するよ。…水飲むか?」

にゃ!


大学受験の為の勉強に集中するために■■に入られるのを扉に鍵をかけて防いでいた。が、扉に爪を立てて引っ掻いて俺を呼ぶのであまり意味が無かった気がする。


それでも集中力が切れたタイミングでしか引っ掻かないので■■と一緒に水を飲むのがいい休憩になった。


「……よし!」

ビクッ!ガタン!

「あぁ。ごめんね。びっくりさせて」

にゃーん?

「うん?合格したんだ!」

にゃ!

ペロペロ

「はは!ありがと」


大学の合格発表は自分の部屋でスマホで見た。第一希望のところに合格していたので思わず大声を出してしまい、寝ていた■■をびっくりさせてしまった。


一緒に来るか?

にゃん?

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