3日目

「いやぁ。心地いいねぇ」

タッタッ


俺は■■と一緒に外を散歩している。もちろんリードをしてだ。苦しくはないようでちゃんと利口に俺の先をほどほどの距離間で歩く。


つるっ つるっ

ニャャャ!

「ははははぁ!」


冬の寒い日に凍った池の上で転がり滑ってパニックになっていた。もちろんすぐに抱き込んで一緒に滑って楽しんだ。


「へッ、クション!」

にゃぁ?

「大丈夫だよ。薬もらっているからおとなしくしていればなんとかなる」


俺が風邪を引いたとき、■■が心配そうにのぞき込んでいた。


「あるか?あるか?」

にゃ?

「…よしよし!あった!」


高校受験の結果をわざわざ学校に見に行った。ネットでも公開しているけどいろいろな創作物であるような合格発表の空気を感じてみたかった。■■は玄関にいた俺の頭の上に乗って離れなかったからそのまま乗せていった。合格が分かった時にがらもなくはしゃいでしまった。

ちなみに■■を連れていったことに関して警備員から少し怒られてしまった。


俺は高校生になった。


高校は電車での通学になったので■■とふれあう時間は減った。


にゃあ!にゃあ!

「なんだ?一緒に走りに行くか?」

にゃあ!

「よし!」


部活のために朝、学校に行く前に走り込む。俺が朝早くにどこかに行くのに気づいてか途中から■■と一緒に走るようになった。


「そういえばお前の家の猫は獲物持って来たりするの?」

「ん?なんで?」

「ほら、よく言うじゃん。猫は飼い主に獲物を持ってくるって。やっぱりあるの?」

「う~ん。俺の前にもってきたことは無いね」


俺の前に持って来たことがないだけでゴミ箱の中にかなりの数の虫を貯めていたところは見たことある。その後母さんに怒られて、外のゴミ箱に貯めるようになった。


かわいかったなぁ

にゃあぁ

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