第7話

彼女は俺のことを愛してくれているのは、最近の手を繋いだら、キスを堂々したりする行動から、分かっている。


だが、やはり嘘コクだったショックはまだ少し感じていた。


「ねぇ、優」


「どうしたの?夏さん」


夏さんはちょうど彼女と嘘コクの話をしていた人だ。


「最近、堂々とイチャつき過ぎじゃない?」


「そうだね。ごめんね」


「うん、これからは気をつけてね」


「分かった」


「・・・多分分かってないよ」


「??」


「分かったって言うのは、イチャつくのを減らすって意味で思ってるでしょ」


「そうだけど、違うの?」


「それもあるけど、もう一つあるよ」


もしかして、嘘コクのことだろうか


「彼女は演技しているかも知れないよ」


ビンゴだったようだ。

「・・・それはないよ」


それは最近の動きからよく知っている。


「そう」

俺の否定に、夏さんは冷たい顔をする。


やっぱり俺なんかに否定されるとムカつくんだなぁ。

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