第14話
過去編 祖母
祖母はあらゆることに文句を言う人だった。俺は今まで文句以外を聞いたことがほぼない。姉を褒めるくらいだろうか?
例えば、お隣さんが食べ物を持って来た時に、俺は好きだけど
「また、こんなものを持って来て、相変わらずねぇ」と言ったり、
「最近の若者は機械ばっかりで全然ダメな人ばっかり」とか
「英語とかそう言う文字を使うのダサいと思わないのかしら」とか
一緒に出掛ける人がいると見る人達の文句を吐きまくる。
「見出しなみが酷い」とか「あの化粧酷い」とか、そんなことばっかりで、凄くうんざりする。
家族では問題があると、こないだの物が無くなった時のようにいつも俺のせいにする。
そして、祖母は俺たちの持っている物が気に入らないから勝手に片付けた物を出して、その出したことを忘れて散らかってると言って怒ってくることが多々ある。そのため俺はもう道具は厳重に隠して保存することにしている。
そして、俺のせいにした後、母に必ず怒る。そして母は怒られたことを俺にあなたのせいで怒られたでしょと必ず言ってくる。
辛すぎ。
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