第8話
過去編 祖父編
俺の祖父は全体的に祖母の言うことばかりを聞く人だった。そして祖母の考え方に影響されて、祖母がゲーム機や漫画、雑誌などの趣味は凄く金の無駄だと思い勝手に捨てたり、俺の見つからないところに隠したりする。(その中に姉の物があったら俺のせいにされる)
祖父は俺によく言ってる。
「孫は二人とも可愛いと」
そう多分のその言葉に嘘はない。
だが、
俺は前に勝手に片付けられたときに、祖父が原因だと分かった時のことだった。
「これは孫の為に、思ってやったから仕方ないじゃよ」
「それなら、こんなことはしないでよ」
「勇者はおじいちゃんのことをわかってあげて」
と諭す母親
「たかがゲーム機くらいじゃん、子どもね」
と馬鹿にしてくる姉
「ゲーム機のせいでこんなに怒るような子になって」
と言う祖母
「まぁ、勇者落ち着け。今回のは仕方なかった。」
と言う、父親
理不尽だった。
俺はゲームをしっかりケースに入れていた。と言うかいつもは俺がしっかりしまわないからだと言われる。そうなるから今回はこっそりカメラも用意した。
なのにこうなった。
家族は俺が怒ること、怒りを出すことには何も思わない。ただ子どもの戯言だと、そう処理されてしまう。
そこからもタイミング的に明らかにそうでも、俺の言葉信用されず、いや信用の前にただのサンドバッグとしてストレス解消の道具になる。
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