第7話
昼休み
転校してから数日経ち、俺は友達も出来て楽しい毎日を送っていた。
クラスの大半の人と仲良くなれた。
「東海さんはあんまり話かけない方がいいよ。」
仲良くなった秋海さんにクラスのことを聞いていた。
「そうなの?」
「うん、東海さんってあんまり私達関わりたくないみたいなんだよね」
「一人でいるのが好きな感じのタイプ?」
「そう、そんな感じ。私達が話しかけても顔をこうじっと睨んでくるんだよね」
「・・・そうなんだ。でも一回は話しかけてみる。もし一人が好きなら申し訳ないけど、やっぱり一度は会話してみたい」
「わかった、頑張ってね」
「うん、アドバイスありがとう」
東海さんは携帯を使っている。
「あの、東海さん」
「!!」
早速、話通りに睨まれた・・・けどやっぱり少しは話さないと
「東海さん何やってるの?」
「・・・オンライン・・・ゲーム」
「どんなの?」
「チャットして、みんなと遊ぶ奴」
お、返事してくれるじゃん。
「どんな感じなのか少しみさせて貰っていい?」
「・・・いいよ」
そして画面を見せて貰った。
「このキャラ可愛いじゃん、これ東海さんが使ってるやつ?」
「・・・そうだよ」
「ぉおー、かっけ」
「・・・」
ーーーーー
授業の時間ギリギリまでゲームをみさせて貰った。
「俺もやろうかな」
「本当に??」
「うん!楽しそうだし」
「私、ゲームのアドバイスする」
「こう言うゲームは知ってるプレイヤーいると直ぐに強くなれるからそれもまた醍醐味だよな」
本当はそう言う系はやったことがないが、実況動画で見たことがある。やりたいんだけど、家族にゲームをする所を見られると祖父あたりに、今の若いもんはとか、祖母にゲームやらせるからそんなダメになるのよ的なこと言われるからである。
「じゃあ、連絡先交換してもいい?」
早速NEWの機種が役に立つ時が来た。
「連絡先??私なんかと?」
「なんか??癖のある面白い言い方だね。」
そして連絡先を交換した。
「仲良くなれたよ!ブイ」
「ほぼナンパみたいな感じだったけど、連絡先交換したの勇者が初めてだよ。」
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