第5話
転校の準備も終わり今日から新しい転校生活が始まる。凄く気分が良い、学校にはあの姉と虐めてくる奴等は居ない。学校が終わっても優しく迎えてくる家がある。
そして、自己紹介も終わり、転校恒例の質問タイムの後、クラスメイトの男子に誘われて楽しい一日だった。
「ただいま」
「おかえり」
「おかえり」
おじいちゃん、おばあちゃんが迎えてくれる。今日は転校初日で少し緊張したけど、もう楽しく、これからが楽しくなる一日だ。ぁあ明日も楽しみだな。
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一方元家
勇者が居ない、元実家は荒れていた。
「アンタがしっかり教育しないからよ」
元祖母は、母親をしかっている。
「・・・」
いつもの母親なら「ごめんなさい、これからはもっとしっかり教えます」と返していたが今日は流石にそうはならない。
「勇者はいい子だったのに、母としっかり優しくしないから」
「・・・私だって」
「何」
「何でもないです」
母親は立場的に逆らえないこともあり、怒りと言いたことを抑えた。元から喧嘩やこう言うことを流すことは上手かった。勇者が居た時は勇者のせいに、自分の被害も少なくし、ついでにストレスを解消(母親本人は気づいてない)をしていた。だから今回は怒りを我慢をして、その場を流した。
前までの母親なら
勇者を可能な限り自由にさせているんです。だから勇者が自分で育たないといけないんです。だからまだ子どもの勇者の問題でもあります。
的なことを言うだろう。
父親は自分が関わると、より問題が悪化するので何も言わないことにしてる。
祖父は、祖母が言いたいことが終わると、祖母とほぼ同じことを言い出す。
こうして、新たなサンドバッグは少しずつ傷ついていく。
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