第4話
次の日元学校は大問題になっていたらしい。どうやら一部は停学、そして退学することになった人もいた。暴力とか普通にあったからな、集団で俺のことをリンチしたようなもんだ。
「ありがとうございます」
「いえいえ、本当に大変でしたね」
「はい、ですがお陰様でこれからは幸せになれそうです」
「それは良かったです」
俺は、学校を転校することになった。ただ今回の件で元の学校の人に恨みを持たれている可能性が非常に高い為、気をつけないといけないようだ。
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「はぁ?退学ってどう言うことですか??」
「暴力は流石にね、あの動画見た感じ、下手したら亡くなってた可能性があるかも知らないからね」
「せめて停学とかにはならないんですか」
「悪いけどそれは無理だよ。学校の信用にも関わるし」
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環奈視点 クラスメイト
「おい、環奈!!環奈!!」
「ごっごめん、何?」
「環奈は退学で良かったのかよ」
「・・・」
姫宮 環奈は勇者とは幼馴染であり、元から高校は同じが良いという理由で入学した。そのため、勇者と同じ学校じゃないなら別に退学でも良かった。問題なのは、勇者は別な学校に転校していることだ。
この問題があった為、当然勇者の学校への転校は認められて居ない。
環奈はずっとどうやって勇者に接触するかを考えている。
「環奈!!またぼーっとして」
「静かにして!」
「えっ・・・ごめん。環奈もムカついてたんだね」
本当にどうしようか、今まではあの姉もいたお陰でなんとか虐めることで、勇者に寄り着く女を作らないように出来たが、転校先ではそうはいかない。そもそも勇者の転校先がまず不明だ。それから調べることが先だ。
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