第2話

 「勇者にそんなことする訳ないじゃなですか」

 母親は否定する。


「いえ、勇者さん・・・息子さんへの心理的虐待に入ります」


「いやいや、待ってくださいよ!!」

今度は祖母


 「いえ、もう十分に証拠はあります」


「俺たちは叩いたり!暴力を振るったことは一度もないぞ」


「確かに貴方達はしていないようですが」

俺の姉のことを見る。


「東田 前さんは証拠が残っております」


 姉は震えている。


「それは姉弟の関係で」


「それ貴方達に訴えて聞き入れ慣れない証拠もありまし、前さんは学校で集団を虐めを行なっています。」


 

ーーーーーーーーーーーー


 しばらくして、


 「と言うことなので、これから勇者さんとは母方の祖父、祖母に預かって貰うことになります」


「そんな!勇者は大切な息子なのよ!」

 母親が訴える。


 「もう、十分は証拠は出して認めましたよね。何より、一緒に暮らさないことを、一番勇者さん本人が望んでいるんです」


「勇者、ダメよ、姉弟で離れるなんてお姉ちゃん反省するから、それは嫌だよ」


「そうだぞ!勇者!お前がこんなに苦しんでいること俺は知らなかった。俺も反省するからな、な、な!」


「・・・勇者、孫の顔が見えないと寂しく死んじまうよ」

と言う祖父


 「勇者、いつも勝手に物を片付けてすまないねぇ、だから謝るから残ってくれないか」

と言う祖母




 俺は最後の最後ので愛情を感じた。




 ぁあーなんでこんな上から目線の愛情なのだろうか







 「おばあちゃん」


「何??」


「謝ったから、残ってくれないか??寧ろこんな状態にならないと謝れない人と居たくないよ」


「・・・っ!酷いわ」

 







「おじいちゃん」


「・・・なんじゃ」


「・・・こんな訴える程までされるのに、生きてて欲しい思う?好きにすれば?」


「家族の命をそんな」



 

 「お姉ちゃん」


「・・・」


「俺のこと散々置いてって迷子になる遊びとかしてたよね」


「それは子どものことじゃん」


「今も子どもだし、大人だと、高校生になる子どもだと言うなら、謝ることと、最低限大切(笑)の弟にしていい限界くらい知りなよ。」


 「・・・」

姉が久しぶりに泣いている。





 「お父さん」


「俺は何を言われる覚悟は出来てる。だから好きなだけ言え」





「お母さん」


 「おい、俺には」


「やめて、聞きたくない、息子が居なくなるなんてそんなこと」





「最後に家族全員に・・・俺はここまで育て来たことに感謝はしません。」


「おい言い過ぎだぞ!一応お母さんだって、お前のために美味しいご飯作って頑張って、俺だって頑張って働いたんだぞ」


「そうですか、」


「そうですかっ」


「聞き入れる覚悟ないやん。まぁとりあえず一言、言うなら、そんな責任とか思うなら産むなよ。っじゃそう言うこと終わりです」

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