第2話

学校ではまだ虐めが続いている。


ーーーー


「本当に、アンタ強盗さても許すんだね」


今度は夏宮さんに万引きされた。


「次は許さないから」


「それ、春宮にもっ言ってたらしいじゃん」


「・・・っ」


ーーーー

 

学校でまたノートを破かれていた。


そして、クラスの男子に

「お前の金どこぉー??」

と言われた。


ーーー

そして、また夏宮さんに強盗をされた。


流石にもういいかなぁ。


________

「お願いします!!」


俺は学校に訴えた。そして、今回は本気だと言った。


そして夏宮さんから出た証言で、クラスメイトから俺に対する明らかな虐めの態度に、学校側も深く反省している。


いじめに関して、教師も全て正せる神じゃないし、俺への態度は優しかったことから、生徒に問題があると伝えて、学校側はすぐに許した。


だが、


「流石に学校も、許容の範囲を超えた。」


夏宮さんは停学になった。


春宮さんは既に前科があること、反省を感じられない態度が発見されて、


さらに、あのあとまた別な所から強盗していたのが確認された。


このことに、対して春宮さんに関しては退学が確定した。

「お願いです!!私は幾らでも払うので」


「・・・」

お母さんを責めたいわけじゃない。それに実際に前の金額は払ったから、俺は許してるし、むしろしっかりと責任を感じて果たしている面もあると思った。

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