【修正前 05:08】高校生で店を経営しているが、学校に近いせいか万引きされやすいらしい。

激 辛

第1話

俺は高校生なのだが、なんと夢を叶えて、お店を経営している。


しかも学校の近くなので、直ぐに働ける。


ーーー


店は繁盛している。たまにクラスメイトが俺をおちょくりに来るが、クラスメイト以外学校の人は普通に通ってくれている。


ーーーー


やっぱりだ。足りてない。なんでだ??


まさか強盗??


ーーーー


カメラを確認すると、マジでかぁ。


それはクラスメイトだった、春さんだった。


どうしよう困ったなぁ。


俺は学校では、仲良い人は居ないボッチだし。これを訴えるとなぁ、さらに立場が悪くなりそうだし、でもなぁ。


うん、今でも店のために、関係よりも、こっちを優先したんだ。

しっかりと注意をしよう!!


ーーーー


俺は知らなかったである。これから何人ものこの学校の人に強盗されて、それが逆に


__________________________________________________________

「あのぉ、春さん」


「!!」


春さんはとても驚いている。

春さんとは普段会話をしない。だから急に話しかけられてビックリするのは分かる。だが、俺は別に見た目が怖いとか怪しいとかではない。

キモがられてる可能性はあるが、


この表情は


「俺の店防犯カメラあるんだ。」


「・・・なんのこと」


「隠せないよ。割と思いっきり写ってるし、見せてもいいよ。」


「・・・何アンタ?私のことを脅す気?」


「注意だよ。この会話も録音してる。」


「・・・っ」


「次はやめて欲しい。もしまたしたら、学校に言うから」


「・・・それはやめて!!」


「ならしないで。強盗する方が悪いんだから」


春さんは俺を睨むように見ていたが、一応分かってくれた??と思ったが、また繰り返した。

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「ねぇ、次は親に言うって言ったよね」


「・・・お願いそれだけはやめて」


「・・・でも、またするかも知れない。」


「お願いよ。」


「そんなこと言われても困るよ。」


「・・・なら、これは」


春さんは服に手を当てて


「音声録音してるし、それはしない。俺はそう言うことを、誰かを脅迫するために店を経営したんじゃない」


「・・・」


「・・・はぁ、これで最後にしてね」


結局、俺は怒らないチキンだった。


だが、また春さんは繰り返した。


ーーー

「もう言うから!!」


「それだけはやめて!!」


「そっちだってやめて言ったのにしたじゃん!!しかも2回も」


「でも、それは仕方ないんだよ!!」


「仕方なくないよ!!強盗は犯罪だよ!!」


「それでも、しないといけないの!!」


「そんな訳ないでしょ!!」


「アンタに何がわかるのよ!!」


まさかの逆ギレ??


______________________________________________________


「私の家はお金がなかった。家には妹達がいて、お金が必要だし、

こんなこと私だってしたくなかった。けどするしかなかった。」


「・・・」


「だから、私に怒ってるようだけど、アンタの何倍も苦労しているのよ。偉そうにクラスでずっとボーとしてくせに、こんな時だけ調子に乗って、もう良いわよ。今後こそ好きにすればいいじゃない」


「・・・分かった」


「・・・っ」


「君が仕方なく盗んでいるのは分かったよ。」


「そんなこと、言って警察に言うんでしょ」


「そうするよ。」


「・・・」


俺は警察に電話をかける動きをする。


「もう証拠はあるし、一つ言うけど」


「何、」


「矛盾してるよね」


「何が?」


「いやほほ全てだよ。別に君の家と、俺が学校で虐められてること関してにはおかしい」


「それは、アンタが楽そうに、何も考えずに、私の気持ちだって知らずに語らずに言うから」


「なら、君にされたように君に俺は金を盗めばいいの?」


「・・・はぁっ?」


「知って欲しいんだろ??なら盗めば満足か、ついでに悪口言いまくって、友達にされたようにぶん殴られた、分かるの?」


「何を言ってるの?」


「これが俺の気持ちだよ。」


「・・・っ、」


「さらに、いえば、じゃあなんで既に見つかった店で証拠も見せられて、注意された店に盗み来たの??反省する気ある?」


「あったわよ。さっきまで」


「そう、じゃ君が反省しなかったせいで、妹達は大変なことにあっても良いんだ」


「何脅すつもり?」


「本当に・・・はぁ、君は俺も一応、君の話には同情したんだよ。」


「じゃあ、何がしたいのよ、」


「いいよ。もう、」

謝ることも出来ない、まぁ、こんだけ盗みを繰り返したら、謝っても次は許せいかもと思われても仕方ないか


「・・・はぁ、いいよ。許すよ」


「・・・はぁ??何よ?怖くなったの?私のこと」


「・・・そうだよ。怖いよ」

春宮さんの妹さん達がどうなるか


「これだけカッコつけて怖いなんて、アンタ、本当にインキャだね」


「・・・」

その日は結局許した。


だが、完全に許す訳じゃない。

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春宮さんは俺のことを見て笑っている。


クラスメイトも今日は明らかにいつもより俺を別な目で見ているし、


俺の席に俺のノートがぐちゃぐちゃになっておいてあった。


はぁー、


ーーーー

そして俺と春宮さんは校長に呼ばれた。


俺と、校長と教頭、担任、春宮と春宮のお母さんが居る。


そして、


「許すって言ったじゃねぇか」


「別に何がと言ってないし、それにその会話もほらこの通り残ってるよ」


俺は学校に全て話した。


ーーーー

春宮さんのお母さんが全力で俺に土下座していた。


「今回も許しましたが、本当に、本当に次は無いと約束してください」


「わかりました!大変言い聞かせますので」



これで盗みが終わるといいけど、



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