第35話 研究所の真実

==これは、地球の熱を冷ますために、日々奮闘する“カラフルなヒーロー達”の物語である==


🎵オープニングNo.3〔負けるな オンダンV〕

 ♪ きれいな 色がある~ すてきな 色もある~

   そして未来は バラ色だ

   空を見て 海を見て 宇宙を見て

   暑さから 守るんだ この地球~

   いつでも 我らの ヒーローたちは

   必殺 技で 懲らしめる~

   オンダン オンダン オンダン オンダン

   ファイブ~ ファイブ~ ファイブ~

   オンダン ファイブ~          ♪





「……所長は、今までと同じ暮らししかしていません!」


「どういう意味なんだ?アッツ」




「それがですね、あれだけ制服が売れて儲かっているはずなのに、まったく贅沢なものは買っていないのです。

 あえて探すとするなら、今まで水で我慢していたのをコーラにしたくらいです。しかも、自分達でコーラを飲むのは、一日1瓶だけって約束も決めています。

 他は、まったく貧乏のままなんです」



「よく、調べたなアッツ、褒めて使わすぞ!」

「はは、姫様、ありがたく……」



「お前達、もういいから、それは………余計暑苦しいから」



「 へえぇーい!」





「ミー先輩、どうしますか?これから……」


「ん?マナ、アッツ、ちょっとこれを見てみろ!」



「こ、これは、あの時使ったレシーバーじゃないですか?どうしたんですか?あの時、使ったのは、全部所長に返したはずじゃ」




「ふっ!誰がそんなもったいないことをすると思う?

 ……あの時、返したのは、似たようなレシーバーだ。このレシーバーは、普通のイヤホンと同じ形状で、代り映えしないんだ。

 だから、似たような色の私のイヤホンと取り換えておいたのよ」



「フォアフォアフォア……お主も悪よの~ミー先輩!」


「あマナ、それいいから、ほんっとにもういいから!」


「すみません😰」




「…………よし、よし……聞こえるぞ!所長とコロナさんの会話が………」




(つづく)

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