第32話 理屈じゃ割り切れない?

==これは、地球の熱を冷ますために、日々奮闘する“カラフルなヒーロー達”の物語である==


🎵オープニングNo.3〔負けるな オンダンV〕

 ♪ きれいな 色がある~ すてきな 色もある~

   そして未来は バラ色だ

   空を見て 海を見て 宇宙を見て

   暑さから 守るんだ この地球~

   いつでも 我らの ヒーローたちは

   必殺 技で 懲らしめる~

   オンダン オンダン オンダン オンダン

   ファイブ~ ファイブ~ ファイブ~

   オンダン ファイブ~          ♪

▲OP放映中▲

https://kakuyomu.jp/users/kurione200/news/16818023213315106126




「えーい、煩い!これでも食らえ!広域圧縮空気砲マックスーーーー!発射!」


≪  ズバドシャーーーーーー! ≫




 グワッシャーーーン……ドカッ……フウッー……フフフッ……


「所長、間に合ったですの事よ!」


「おーー!湖路奈!……助かったぞ!……それにみんなも来てくれたか!」


 まったく、大げさにコロナちゃんったら、急ぐからって、校長室の窓を割って突入しちゃった!校長室、3階なのよ!

 でも、流石、アンドロイドだわ、見事なジャンプ力。

 しかも、あたし達を全員担いで突入なんだから……あたしびっくりして、息止まるかと思っちゃった。



「所長!すべてはこのレシーバで聞きました。疑ってすみませんでした!」


 あ、ミー先輩(ブルー)が、すぐに謝ってる!

 あたしも謝らないとって……いやいや、まだ所長には、疑ってたって言ってないし、あたし達が何しに研究所へ行ったかなんて、所長に分かりっこないから……

 あたしは、黙~ってよ!



「君達の会話もこのレーバーで、よく聞き取れていたぞ!ありがとうな、敵をやっつけてくれて!」



 わわわわわ……丸聞こえだーーーー!



「しょ、しょ、所長……疑って、ごめんなさい!!!!!」


「いいよ、いいよ。マナ君(ピンク)には、心配をかけたね!」


「所長~~、許してくれるんですか~~」


 あたし、思わす所長に頬擦りしちゃった!えへっ!(❁´◡`❁)





「みんな!今度はこの校長を倒すわよ!」


 シーちゃんセンセ(レッド)も、全開ね!さあ、いよいよ、悪の親分退治といきましょうか!


「さあ、みんな“コマンド3.14159 26535 89793 23846 26433……”よ!校長の前に“1列縦隊、番号!”」


「1 (レッド)」

「2 (イエロー)」

「3 (ピンク)」

「4 (グリーン)」

「5 (ブルー)」


「攻撃発射……順次後方へ並び直し!」


 また、メンドクサイ攻撃だわ

 ……えーっと、これは、校長の前に一列に並んで(まあ、狭い校長室だから、これがベストね!)、

 校長を壁際に追い込み(これも、先頭がレッドだから校長は大人しく引くわね)、

 先頭から順番に壁ドンをする(イエローの壁ドンは余計だけど他は美人ばかりだから時間の問題ね)と、

 そして作戦名が“コマンド3.14159 26535 89793 23846 26433……”だから、つまり円周率で、未だ割り切れないので、相手が降参するまで、これを永遠に繰り返す攻撃なのね!



 まったく、シーちゃんセンセったら、数学の先生と付き合うから、メンドクサイ理屈ばっかりの攻撃になってるわ…………もー(#^ω^)




「…………ふにゃ……ふにゃ……ふふふっふっふっふ……べろべろべろ……」



「あ!校長が溶けだしたぞ!」



 ビッカーーーーーーーー!



「うわあああーー、眩しいーーーーーー!」



 プッシュウウウウーーーー………ゴロン、ゴロン、ゴロゴロゴロ……



「やったー、氷の結晶よ!校長の呪縛も取れたようね…………へえーーー」





 おっどろいた~……あの校長が…………



■□■□

 販売戦略の目論見が大当たり”オンダンブラック”

https://kakuyomu.jp/users/kurione200/news/16818023213484181908

 ヒーローの証!2本の白線がポイントです!!


(つづく)

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