第30話 熱太郎の野望?

==これは、地球の熱を冷ますために、日々奮闘する“カラフルなヒーロー達”の物語である==


🎵オープニングNo.3〔負けるな オンダンV〕

 ♪ きれいな 色がある~ すてきな 色もある~

   そして未来は バラ色だ

   空を見て 海を見て 宇宙を見て

   暑さから 守るんだ この地球~

   いつでも 我らの ヒーローたちは

   必殺 技で 懲らしめる~

   オンダン オンダン オンダン オンダン

   ファイブ~ ファイブ~ ファイブ~

   オンダン ファイブ~          ♪


▲OP放映中▲

https://kakuyomu.jp/users/kurione200/news/16818023213315106126





「「「うわわわわわわーーーーー!!!!!!!」」」


 もうダメ!……あたしがそう思った時、目の前でものすごい閃光が出現した?いや、光が爆発したと言うべきなのかな?

 あたしの目は、まだチカチカしていて良く見えないんだもん。



「よくもやったなー!だが、そんな攻撃は、私には効かぬは!あはははは……」



 だけど、聞き覚えのある声を聞き、気持ちは幾分平常に戻ったかな?でも、どうして?あの声は、たぶんシーちゃんセンセだよね!



「私は、オンダンレッド!熱血の真っ赤な魂が、幾千万の炎だって蹴散らしてやる!かかってこい!」


 うわああーやっぱり、シーちゃんセンセだ。チェインジが、間に合ったのね!



「レッド~~、間に合ったの?」


「あったり前田のアンコ入りアイスじゃ~……中のアンコは、練乳と混じっていてすっごくうまいんじゃ、ワレ~!」



「よっ!オンダンレッド!言葉の意味は分からんが、最高の自信だね~」


「こら!アッツ!……余計な事はいいから、お前もはよーチェインジせんかい!」






「ほらほら、みんな、早くチェインジよ!早くしないと、レッドに怒られるわよ!」


「了解です。ミー先輩」




≪レッツ!オンダンファイブ チェインジ オーーーーーン!≫




「ふー、目も大分良くなってきたわ!みんな、いい?今日は、さっさとやっつけて、早く所長を見つけるのよ!」




「「「「 了解っす!レッーーード! 」」」」




「……隊形“パイアールの二乗”!!行けえーーー!」


「「「「了解……πr²隊形……ゴーー! 」」」」




 レッドを先頭に、ブルー、ピンク、イエロー、グリーンと等間隔で走りながら、ブラックの周りを囲んだ。

 文字通り、ブラックを円の中心として囲み、全員で反時計まわりに高速で周り続ける。中心のブラックからすると残像現象のため、あたかも自分が円の中心にいるような気になって、動けなくなるのである。


(まったく、体育教師の癖に、最近数学の先生と付き合ってるからって、技に数学の公式入れようなんて、メンドクサイこと考えて……まったくもー(#^ω^)……あ!これ内緒ね💛!)



「……よし、今だ!中心核に向かって、全員垂直パーーーーンチ!!やーー!」



 バギュッ!……ドス!……ドギュン!……ズッギューン!…イバコッ!



「ウワアアアアアアアアアアーーーー!ズドギュボバガーーーーーン!!」





「あ!出たわよ!氷の結晶が!……❄️」


 これで、5つ集まっちゃった、わーい!






「……影子さん、影子さん、大丈夫ですか?……分かりますか?」


「え?え?……あなた達は、誰?……ここはどこ?……ウチ、いったい何してたの?」


「ブルー、やっぱり彼女も例のウィルスに支配されていたようですね」


「うん、イエローの言う通りだな~」


「うふっ!だから俺が言った通り、美人に悪い人はいないでしょ!

 あはは、影子さ~~ん!」


「ゴン!🤛」


「痛ったーーーい!……ひどいよ~影子さ~ん!せっかく助けたのに~……」


「あ、あ、いや、……ごめん、なさい。……何となく、寒気が……」


「え?変だな~こんなに、お外は暑っいのにね~~

 そんなに寒いなら、俺が温めてあ・げ・る!」


「ゴン!ゴン!ゴン!ゴン!✊🤛👊🤜!!!!」


「痛ってーーーーーーーーえ!ひどいよ、みんな~」





「いい加減にしなさい、アッツ!もー(╬▔皿▔)╯」


「はい😖マナさま……」


「さあ、今度こそ、急ぐわよ!」




(つづく)

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