第19話 コロナの秘密・

==これは、地球を救うために立ち上がった“若いヒーロー達”の物語である==




≪ ピッピ!ピピ!……ピッピ!ピピ!……ピッピ!ピピ!……≫


「どうした?湖路奈ころな!」


 いきなり何?この研究所、どうなってるの?何?この音!


「所長!大変です。1階の空き部屋に不審者侵入ですの事よ!」



 あ~~!今、シーちゃんセンセが、ニヤッとした!ニヤッと!


「さあ、みんな!チェンジよ!!」


 なぜか、シーちゃんセンセ、

 また、嬉しそうにみんなに号令掛けてるし……(;´д`)トホホ



≪レッツ!オンダン ファイヴ チェインジ アーーーーーップ!≫



 あれ?合言葉、長くない?それに、変なポーズも付いてる?右手を上から胸の前まで何かを掴み取るような、そして、指を開いて全面に押し出す。

 わああ―まるで、演歌歌手みたーーーい (;´д`)トホホ



「所長!場所を案内して!……さあ、みんな、行くよ!」


 うわあー、さすがセンセ……

 レッドなだけに、まさにリーダー?だね。張り切っちゃって、(;´д`)トホホ



◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆一休み

https://kakuyomu.jp/users/kurione200/news/16818023212721846334

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆



「オンダン警報は、ここの部屋です…………1階5部屋は、すべて空き部屋。人の出入りはないはず!」



≪ バン!……≫



 オイオイ、シーちゃんセンセが勝手にドアを蹴り破いて、中に入っちゃった!


「誰だ!貴様!」



「何ですか?あなた達は、私は、水道工事に来ただけですよ。水漏れがあるってお電話いただきましてね」


 え?工事?



「あ、ああ、す、すいま……ん。し、しつ、れいしました……ごめんなさい、ごめんなさい……」


 あれ~、オンダンレッドが、自信無くなった?まさしく、シーちゃんセンセになってる?

 え?このまま、帰るの?





「みんな、待つのよ!おかしいわ!……この水道工事屋さん。さっきから、バルブを閉めてばかりいるの、しかも元栓は開けたまま…………これじゃあ、水道管の中の水圧ばかりが高くなって……」


 さすが、ミー先輩……

イヤ、今はオンダンブルーだっけ?(あー、面倒ください、モー(╬▔皿▔)╯)


「面倒くさいから、イエロー、一発あいつを殴ってみてよ!」


「えー?マナは、……いや、ピンクになっても、人使い荒いな~…………んじゃ、ボカ!」



「よっくも、やったな~……これを食らえ!パイプレンチ―チョーーップ!」


 うわっ!あの男の右手が、パイプレンチに変形して、攻撃してしてきた。


「キャアアアアーー」


「ピンク、除けろ!……私の後ろに」


「ミー先輩~~、あいつ、強いですよ~…………また、バルブを閉めてますよ!」







「ああ!……こいつ、私を騙したな~~、許さね~ぞ~」


 オンダンレッドが、復活した~~!んー何か怒り狂ってる、レッドは性格に問題ありね~



「おりゃ、おりゃ、バス、バス、ドン、ドン、ドン…………?????」


「へへへへ、どうしたんだい?……ちぃっとも効かないぜ!」






「オカシイわ、パンチに力が入らないわ!」


「そうか、分かったわ!ここは室内なのよ!

 ……エネルギーの太陽光が無いの!

 このコスチュームのエネルギー源は太陽光発電地で作る電気なのよ!

 今は、充電不足なの!」


「何てことだ、ブルーの言う通りだったら、俺の怪力も役立たずだ!」


「ねえ、所長!何とかならないの!」






「ふっ!……オンダンファイブよ、落ち着くんだ!……そんなことを見落とすと思っているのかい?」




「「「「 ええええ? 」」」」




「今だ!オンダン グリーーーン……エネルギーチャージだ!」



「了解、所長!!!」






≪オンダンV エネルギーチャージ スイッチ オーーーン!≫






 あれ?グリーンの右手の4本の指からコードが延びて来た。あ、中指のコードが、あたしのコスチュームの胸の真ん中にくっつたわ!

 ひょっとして、接触型の充電コードなの?






≪急速チャージ!!!≫






 うわあ、オンダンウオッチの充電メーターが上がってきた。……オワワワ……あっという間に100%だ!

 10秒もかからなかったわ!



「よし、レッド!これを使え!」


「おう!所長!これは、伝説の野球砲だな⚾!…………みんな、フィーメーション“オンダンの★”だ!ピッチャーレッド、投げました~」


「よし、バッターイエロー、打った~………ショートゴロ」


「ショートピンク、取ってサードへ」


「サード―ブルー、ベースを踏んで、これでツーアウトだ!……行くぞファースト」


 あ!走者はパイプレンチ男だ!……ファースト間に合うか?…………あ、サードの悪送球だーーーー!走者、パイプレンチ男の背後からボールが襲う!




 ボコッ!⚾




 ああああーこれは、伝説の“悪○のファースト送球?”だーーー!




「見て、みんな、パイプレンチ男から黒い煙が……あ!氷の結晶も出たわ!」


「やったな!ブルー、これで結晶は2つ目だ!」




「所長!それより、ここは部屋の中ですよね!野球やるほど、広くないですが……」



 いやいや、ミー先輩、そんな事よりもっと大事なことが……グリーンって、コロナさんって、いったい何?





(つづく)

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