第16話 炸裂必殺フォーメーション・
==これは、地球を救うために立ち上がった“若いヒーロー達”の物語である==
その時、“ラーメン
≪ガラガラガラ……………≫
「まてーい!……そのヤカン、ちょっとでも動かしたら、この私が許しません事よ!」
“ラーメン雪男”に入って来たのは、全身緑色をした可愛い女の子だった。あたし達は、それが誰なのかすぐに分かっちゃった!
だって、
「オンダン グリーン!どうしたの?」
「早く、その男から離れてください。そのヤカンには、熱湯が入っていますの事よ!」
「熱湯だって?……やめろ!やめろ!……押すな!押すなよ~!……やめろよ~……」
何やってんのよ、モウー、アッツは!ゴンッ!✊!
「痛ってーえ!……また、ぶったな~マナ!……ばあちゃんにだって、ぶたれた事ないのに~わああーーーーああーーん!」
「おい、マナ。やり過ぎなんじゃないのか?」
「あ、ミー先輩、これは大丈夫なんです!だって、アッツ涙出てなかったでしょ!……ここまでが、お決まりなんです」
「へー、お前達、本当に仲いいよな~」
「え?えええ!」
あたしが仲良くなりたいのは、ミー先輩だけですよ~~!!!
「ん?何か言ったか?」
「いいえ、何でもありませんo((⊙﹏⊙))o」
「早く!早く、お前達もチェンジしろよ~私だけでは、恥ずかしいですの事よ!」
「よし!みんな、行くぞ!!!」
≪オンダン ファイブ チェインジ アーーーープ!!!≫
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆一休み!
https://kakuyomu.jp/users/kurione200/news/16818023212539382220
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
「解説しよう~」
「あ、お前は、夏野所長!……いつの間に」
「ははははは、上杉じゃなかった……オンダン ブルー!よーく聞け!
今、ヤカンを持っている男には、この地球に危機をもたらすウィルスが寄生しているんだ。この暑いのに、それを上回る“熱さ・暑さ・厚さ・圧さ……”多様なアツサ攻撃を仕掛けてくるんだ。」
「うううーー、そうだったのかーーー!クッソー、この悔しさを熱さに上乗せして、返してやるぞーー!」
なんか、ミー先輩が怒ってる?それも、物凄く怖い顔してる……!
「早く、みんなで、あのヤカンを持ってる男をやっつけるんだ!……オンダン レッド、これを使え!」
「お!これは、伝説のバスケ砲だな!……了解!……よし、みんなフォーメンション“オンダンファイブのバスケ🏀”だ!…………行くぞ、グリーン👐!」
「おっしゃぁーー、ナイスパス!…………そりゃ、イエロー!」
「ヨシ、来たあああーー!…………バン、バン、バン⛹️♀️……フッ!……」
「サスガ!アッツ……伝説のノールックパス😔!……一瞬消えたと思ったわ…………さあ、ブル―――!イケえーーーええ!」
「ヨッシャーーーアアーー!…………それれーーーーっ!ダーーンクシューーート!」
≪ ボッカーーーン! バン、バン、バン…………ピーーーーー! 終了―――― ≫
うわわわわわわーー……ピカッ!……ヒュウウウウウ~~ゴロン!
凄いわ、みんなでつないだボールが、あの氷柱男に命中したのよ!そして、一瞬光ったと思ったら、胸から大きな白い球が飛び出して来たわ。
何?あれ?………❄️
「…………あれ?俺は、いったい何をやっていたんだ?……ん?ここは、どこだ?」
「ああ、君は、もう大丈夫だ!悪い夢を見たんだ、早く家に帰り給え!」
夏野所長があの氷柱男を助け起こすと、すっかりいい人になって、ペコペコ頭を下げながら、走ってどっかへ行っちゃった。
「まあ、彼には罪はないんだ。すべては、終わった。あの白い球こそ、地球の熱を冷ます“氷の結晶❄️”なんだ!
悪いのは、彼を操っていた奴なんだが……あ!しまった、逃げられたか……」
「あれ?そういえば、あの雪男と客の女の人も居ないわよ……」
何か、怪しいわね、あの人達……
「じゃあ、これからうちの研究所に行こうか。あ、ブルー、その氷の結晶は大事なものだ、君が保管しておいてくれ」
「こんなデッカイ氷の結晶なんか、見たことないわ。いったい、どうやって、これで地球の熱を冷ますのよ。溶けてしまわないのか?」
「あああ、これは、絶対に溶けないんだ。詳しくは、研究所で話そう」
(つづく)
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