第4話 登校準備

 朝起きてたったの数分で起きた出来事になんとか僕は追いついて今、学校へ行く準備をしていた。


「ふぅ…目が見えるようになったから学校はどんなところだったのか見るのが楽しみだな。そういえば…僕は今日からどっちのクラスに行けばいいんだろうか…」


 僕は目が見えなかったため 、障がい者用に作られたクラス『支援学級』に今まで登校していたのた。だが今は目が見えるようになったため、普通のクラスか支援学級…うーん…


「まぁ悩んでいても仕方がないか、学校へ行こう!外の世界を見るのは初めてだから楽しみだ!」


 多分僕のまわりには効果音としてワクワクとついていることだろう。知ったこっちゃない、なんせ初めて外の世界を見れるのだから。今までは春菜に口頭でしか景色を伝えてもらうことしかできなかったがそんなことをもう春菜に苦労させる必要も無い!

 僕はそんなことを思いながらスクールバックを手に取り1階に降りていくと


「年明お兄ちゃん遅い!遅刻しちゃうよ!」


 春菜が玄関で待っていてくれた。


「もう…目が見えるようになったから先に行

 っててくれても良かったのに…」

「学校までの道のりをだーれが案内するのかなぁ?」

「…春菜さんです…」


 忘れてた…僕1人で学校行ったことなかったんだった。


「じゃ 、早く行こ!年明お兄ちゃん!」

「あ、待ってくれよ!」


 学校楽しみだなぁ…そして僕を支えてくれていた


 学校1の元気娘でクラスメイトの大宮 桜

 先輩であり風紀委員長でもある 九条 響先輩

 オタクで陰気な後輩の新井 杠


 彼女たちに会うのがとても楽しみだ。

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