主な登場人物
ガイト
オカルト関係のなんでも屋。
呪いを解体し、霊を叩き潰し、悪魔にも神にも
等しく悪態をつき殴りかかる。
但し若い女性は苦手。
本人曰く、場末の拝み屋でイカサマ師。
ガイトは漢字で書ける。と言ってはいるが
それが垣内ならば本来読みはカキウチ以外ならカイト、
もしくはガイトウになる。
恐らく本名ではない。
組織に所属するエージェントが手を出せないヨゴレ仕事を
押しつけられた上で 最後までキレイに片付ける必要があるため、
業界では 掃除屋 とも呼ばれるフリーではトップエージェント。
一部では【
日本オカルト界ではトップの一人。
“ガイト”の通り名はここから取ったようで、駆け出しの頃は
別の名前を名乗っていた。
実は世界でも指折りの司祭であり神主であり僧正でもあるが
キチンと修練を収めたわけではなく全てが力技。
悪魔崇拝の枢機卿でもあり、呪いを付与する呪術師でもある。
要するにフリーであることを生かし、悪魔払いから呪殺まで
タブーがないので、オカルト系はなんでもあり。
本人曰く、【体術はなんちゃってのレベルは越えない】。
上着の中にはお札やお守りはもちろん、針、吹き矢、折り畳み警棒、
プッシュダガーやスロゥイングナイフなどが隠されている。
イメージとは逆に、実際にはいつでもワルサーPPSを持ち歩き、
状況に応じてスタンガンやテーザー銃なども使用する。
手品の様に出し入れしてるが本人曰く、技術がないから惑わせるため。
シグ・ザウウェルＰ２３０も持っているが、ガイトとしては
ピストルは下手だし性に合わない。としてあまり使いたがらず
もっぱらPPSを見せるだけで対処することが多い
日本政府系の
特化した集団、
各組織全てに顔が利くのは、彼を含め世界でも数人しかいない。
各派閥が手をつけられなくなった案件が回されることが多く
各種勢力がこぞって彼の動向を注視している。
浮島＝ヘングスト 恵里那
エリーナ・ヘングスト
日本の物流最大手である、ウキシマロジスティクス創業家の娘で、
浮島物流運輸倉庫の創業者から見ると曾孫にあたる。
父親は持株会社ウキシマホールディングス上級副社長。
日本屈指のお嬢様学校、ひのもと学院
黒いセーラー服に身を包んだ剣道部副主将。
浮島は父方の名字で積極的には名乗らない。
公的な書類以外、学生証や各種会員証などは母方の姓だけでカタカナの
ヘングスト・エリーナで登録してある。
但し、フルネームの書いてあるマイナンバーカードは財布に入れて持ち歩く。
かなり明るめの茶髪のロングでやや暗い緑の瞳、白い肌。
少しだけ高い身長と細身の身体で胸が目立つ。
母親がドイツ人で、輪郭がまるでに東洋人なのも含め
ハーフのいいとこ取りと言える見た目、
硬派を気取ってはいるが、自分好みの可愛い女の子には手をかけたくない。
と普段から思っているガイトは、一目で彼女がある種の洗脳状態に
あることを見抜き、依頼をおりようとしたが直後に襲撃を受けた。
カップ詐称だとガイトから言われているが、これは彼なりの照れ隠し。
実際は本人の主張通りジャストサイズらしい。
剣道部主将。大太刀を持ってガイトに斬りかかった。
大手ゼネコンであるスグリの現専務の娘で、会長の孫にあたる。
大きな瞳に卵型の輪郭、長いポニーテールを高い位置で結んでいる。
身長は１７０を越えるが、如何にも日本的な美少女に見える。
体育会系の筋肉質な身体付きで、喋り方もサバサバしているが
ガイトから見ると一番女性らしく感じるようだ。
筋肉原理主義者と思いきや、パソコン検定や簿記などの資格も持っており
とても実用的な文武両道を収めている。
護身術の心得があり、ガイトの攻撃を身体で止めようとした。
ソフト開発会社ロジカルシンク創業者の娘。
綺麗な黒髪をショートにまとめ、顔の小ささや首の長さもあって
あまり感じさせないが実は二千花よりも背は低い。
四人の中でも一番胸が大きく、本人も気にしているようで、
服も身体のラインが出ないものを好む。
実は体型的には身長以外、四人の中でガイトの好みに一番近い。
服を着ると一切わからなくなるが、かなり鍛えているらしく
体形の読み違いがあったとはいえ、ガイトが一発で墜とすつもりで
放った肘をくらい、さらに効きが悪いと瞬時にみて取った彼から、
追加で身体が浮くほどの蹴りまで喰らったのだが
それでも意識を墜とすことは無かった。
かつて痴漢を物理的に撃退したこともあり、割と好戦的な性格であるらしく、
何かあると千鶴よりも前に出る事もしばしば。
ＩＴ屋の娘だから、ということでもないようだが
簡単な汎用マクロならほんの数分で組み上げる。
下着に組み込まれた仲間同士の発振機のアイディアは彼女。
おとなしめのツインテールでやや幼く見える少女。
あまり前に出ないが、4人の事実上のリーダー。
旧華族であり旧鐘八財閥創始者、青葉小路男爵直系の血を引く。
本人は直系の玄孫にあたる。
世界的総合商社カネハチ物産の現社長が父親。
鐘八グループとしては、国内最大手百貨店である鐘屋八丈の他、
国内では軍需産業最大手でもある鐘八重工、電子部品製造の
カネハチエレクトロテクノロジ、全国でスーパーベルエイトや
コンビニを展開するデリカテッセエイトなどの有名企業が傘下に並ぶ。
彼女の出自を聞いて、教科書に載ってる家系だ！ とガイトが驚いていた。
身長も低くみえ、顔つき的にも幼く見えるうえ、ツインテールに
しているので、たまに中学生に間違えられる
（
こともしばしば。
実はそう見せているだけで身長や体形はほぼ年齢標準。
見た目で侮るようなタイプを選別しているらしい。
現状で既に五つの会社の代表の立場にあり、千万単位の現金を
彼女の判断だけで動かすことができる。
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