第2話

最近のお兄ちゃんは本当に様子がおかしかった。


そして、お兄ちゃんを見つけた。何だか怪しい動きをしているし、


ずっと一緒に居たからわかる。今のお兄ちゃんは、何だかやばい。


俺は跡を付けようとした。だが見失ってしまった。


ーーーー


今日も、昨日みたいに、春さんに抱きしめられて居た。


「私もお兄ちゃんを抱きしめる!!」「今日もしますからね!!」

そして、お兄ちゃんが出て来て、俺を見てニヤッとして居た。


何だろう??


あの顔はやっぱり昨日何か・・・嫌だでも、お兄ちゃんのことだから悪いことはしてないと思う。もしかしたら俺に何かドッキリでも考えてるのかも知れない・・・


うん、最近暗かったし、俺になら許されるし、それでお兄ちゃんが良くなる、それで良いね。


ーーー

そした、俺は学校につくと先生に呼ばれた。


「え、どう言うことですか?」


「お前こそ、惚けるなよ!!」


先生は怒鳴りつける。


「痴漢だぞ!最低なことだぞ!!分かってるのか!!」


「いやいや、分かりませんよ。何のことですか」


「だから、お前がしたんだろう、痴漢!!証拠もあるんだぞ。ほら!!」


・・・そこには俺・・・いや違う


「これは、お兄ちゃんです。俺じゃない」


「惚けるなよ、証言もあるんだ」


「・・・っ」


「そもそもこの写真を持って来たのは、兄だ。」


「・・・そんな」


 一瞬、目の前が真っ白になった。


ーーー


さらに先生から、証言者は他に同伴して居た男子達と、被害者の子も俺がしたと言っている。・・・嘘だろ。


俺は嵌められたんだ。お兄ちゃんに

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