幼なじみだった王太子殿下が婚約をするようで

第29話

その後も私たちは活動を続け、次第に貴族勢力との対立は深まっていったのである。そしてついに国王陛下の号令の下、本格的な戦いが始まったのだ！貴族たちは自分たちの権利や特権に固執し、民衆を苦しめていたことを世間に暴かれてしまうことになったのである。

その後、貴族勢力は次々と捕らえられていった。

これでやっと平和になったのだ！と思った時、突然フォリスト陛下からの命令が下された。それは貴族勢力の残党を捕まえるため、私たちにも協力してほしいという内容だった。

私たちは戸惑いながらも引き受けることにしたのである……

こうして私たちの新たな戦いが始まったのだ！貴族勢力との戦いは激しさを増していった……しかし私たちは諦めることはなかった。どんなに困難な状況でも、挫けずに戦い続けたのである……

そしてついに貴族勢力の最後の一人を捕らえることに成功したのだ！これで本当に終わったのだと安堵した瞬間、私は意識を失ってしまった……目が覚めると、そこは病院のベッドの上だった。私は助かったのだと安堵した……

だがそんなある日のこと、私はフォリスト陛下から呼び出されることになった。一体何の用だろうと思いながら王宮へと向かうと、そこには王妃殿下やアドニスの姿もあったのである。

そして国王陛下が私に向かって言ったのだ……「君の功績は素晴らしいものだったよ！本当にありがとう！」と。私は驚きつつも嬉しくなった。自分の行動が報われたような気がしたのだ。

その後も私は王妃殿下やアドニスと共に、貴族勢力との戦いを続けていった。時には命を懸けて戦うこともあったが、私たちは決して諦めることなく戦い続けたのである……

そしてついに貴族勢力は壊滅し、再び平和が訪れたのだった……

あれから数ヶ月の月日が流れた..........私は今でも、フォリスト陛下や王妃殿下と親しくしており、時々王宮へ遊びに行くことがある。また、アドニスとも連絡を取り合っており、お互いの近況を報告し合っているのだ。

｢本当に長かったな、でも戦争にまで事態が悪化しなくてよかった｣と私は呟いた。

そして私は自分の成長を実感していた。貴族勢力との争いが終わった後、私は自分自身の成長を実感することができたのだ。最初は貴族勢力に立ち向かうだけでも精一杯だったが、今では彼らよりも強くなったような気がしたのである……

こうして私の新しい生活が始まったのである……

｢レイラ、今度平和を祝して、王国で盛大なパーティーを開くのだが、君には主役としてぜひ来てもらいたいのた。｣

国王陛下が私に言った。私は驚いてしまった.........「私なんかが、主役になれるのでしょうか？」

すると国王陛下は微笑みながら答えた。「もちろんだ。君の功績はとても大きいからな」

私は嬉しくなり、思わず微笑んでしまった..........「ありがとうございます！精一杯、頑張ります！」と答えたのだ。

その後、私はドレスを新調したり、美容院で髪を切ったりと準備を始めた。パーティーではダンスもあると聞いたのでダンスの練習も欠かさなかった……

そしてついにその日がやってきたのである……！ 国王陛下が開会の言葉を述べ、パーティーが始まったのだ。私は緊張していたが、周りの参加者たちの温かい雰囲気に包まれながら楽しんだ……

すると突然音楽が流れ始め、ダンスの時間が始まったのである..........私は意を決して次々の人と踊ることにした。手を取り、ステップを踏みながら優雅に舞った……

皆さんは優しくリードしてくれて、とても踊りやすかった。私は幸せを感じながら彼との時間を過ごしていった……

そしてパーティーの最後に国王陛下からお言葉をいただき、閉会となった。「皆さん、本当にありがとうございました！またお会いしましょう！」と言って、国王陛下は会場を後にした。

私はとても満足していた。このパーティーでたくさんの人たちと出会い、交流することができたからだ……

「レイラ、今日は本当にありがとう！君のお陰で素晴らしいパーティーを開くことができた」と国王陛下が言った。

私も笑顔で答えた。「こちらこそありがとうございます！とても楽しかったです」と……そして私たちは笑い合ったのである。

それから私は王妃殿下と一緒に王宮の庭を散歩することにしたのだ。美しい花々が咲き誇り、心地よい風が吹く中で、私たちは会話に花を咲かせた。

「レイラ、あなたがいなければこの国はどうなっていたかわからないわ。本当にありがとう」

王妃殿下が私に向かって言った。私も微笑みながら答えたのだ……「いいえ、王妃殿下が支えてくれたからですよ！それに他の皆さんの協力があってこそです！」と。

そして私たちは再び歩き出したのである……これからも素敵な未来が訪れることを願いながら……

そんなこんなで、ルシアンが王宮に帰ってくることになった。ルシアンが帰ってくる日、私はウキウキしながら王宮に向かった。久しぶりに会えると思うと胸が高鳴った。

そして到着するとすぐにルシアンに会えたのだ！彼は私を見て嬉しそうに微笑んだ……「レイラ、元気だったかい？」と彼が言った。私は笑顔で答えた……「もちろんよ！あなたの方も元気そうで良かったわ！」

私たちは喜び合いながら庭を散歩した……そして、途中でベンチに座り、一緒に話をしたり、笑ったりしたのだった。

その後、私たちは街へと買い物に出かけた。ルシアンと一緒に買い物をするのは本当に楽しい時間だった。彼はいつも私を楽しませてくれるのだ……

そして夜になると、私たちは王宮で夕食を共にすることになった。ルシアンと一緒に食事をするのは久しぶりで、とても嬉しかった……

「レイラ、今日は楽しかったよ」とルシアンが言った。私も笑顔で答えた……「私もよ！あなたと過ごす時間が本当に幸せだわ」

そして私たちはまた話を始めたのだった……

それから数日が経ち、私は再び薬草の調合をしていた。するとルシアンがやってきたのだ！「レイラ、調子はどう？」と彼が聞いた。

私は笑顔で答えた……「順調よ！でももう少し時間がかかるかもしれないわ」と。彼は微笑んでいた……「分かったよ。僕はここで待っているから、何かあったら言ってね！」と言って、私のそばに座り本を読み始めたのだ.........。

そして私たちは一緒に時間を過ごすことにした。静かな空間の中で、私は薬草の調合に集中していた……

すると突然ルシアンが口を開いた……「レイラはどうしてこの仕事を始めたの？何かきっかけがあったのかな？」と。

私は少し考えてみたが、やはりはっきりとした答えを出すことはできなかった……「自分でもよくわからないわ。ただ、薬草に触れている時間が好きだからかもしれないわね」と答えたのである……

そしてルシアンは再び本を読み始めたのだった……

しばらくして薬草の調合が終わったので、私は彼に声をかけたのだ。「ルシアン、終わったわよ！一緒に帰りましょう！」すると彼は笑顔で立ち上がった……「ありがとう！お疲れ様！」と言って私の手を取ったのだ。

私たちは手を繋ぎながら王宮に戻った。そして夕食も一緒に摂ることになったのだ。彼はいつも私が作った料理を喜んで食べてくれて、本当に嬉しかったのである……

これからも彼と一緒に楽しい時間を過ごしていくのだろうと私は思った……

ある日のこと。私は薬草の調合をしていた。すると突然ルシアンが部屋に入ってきたのである！「レイラ！ちょっといいかな？」と言って、彼は私の近くにやってきたのだ。

私は驚きながらも笑顔で答えた……「どうしたの？何かあったのかしら？」と聞くと、ルシアンは微笑みながら言ったのだ……「実はね、今度一緒に息抜きに行けることになったんだ！｣

私は驚きながらも、嬉しさがこみ上げてきた……「どこに行くの？」と聞くと、ルシアンは答えてくれた。「王都から少し離れた場所にあるキャンプ場だよ！最近見つけたんだけど、とても綺麗な場所らしいんだ！一緒に行かないかい？」と。

私は迷わずに答えた……「もちろんよ！あなたが連れて行ってくれるなら喜んで行くわ！」すると彼は嬉しそうに微笑みながら言ったのだ。「良かった！じゃあ決まりだね！」と。

私は彼の笑顔を見ながら思ったのだ……「本当に楽しみだわ！一緒に思い出をたくさん作りましょうね！」と。

それから数日後、私たちは予定通りキャンプ場へ出かけることになったのだ。

｢どんな場所なのかしら？わくわくするわ｣と私は言った。するとルシアンが微笑んで答えてくれたのだ。「きっと気に入ると思うよ！早く行こう！」と……

そして私たちは馬車に乗って目的地へと向かい始めたのである。目的地までは馬車で数時間かかるらしいので、私たちは途中で休憩を挟みながら進むことにしたのだ。

「レイラ、疲れてないかい？もし疲れたらいつでも言ってくれ」とルシアンは心配してくれたが、私は大丈夫だと答えた。

そしてしばらく進んだところで休憩を取ることになったのだ……「レイラ、少し休んでから出発することにしようか」とルシアンは言ってくれた。

私たちは馬車の中でのんびりと過ごすことにしたのだ。窓の外を見ると、綺麗な景色が広がっているのが見えた。自然と心が癒やされていくような気がした……

そして休憩を終えると、再び出発することになったのである。その後も順調に進んでいき、ついに目的地に到着したのだ！そこは緑豊かな自然に囲まれた美しい場所だった……「うわぁ！なんて素晴らしい場所なのかしら！」と私は思わず声を上げた。

ルシアンも嬉しそうに微笑みながら言ったのだ。「本当に綺麗だよね！来てよかったよ！」と言って私の手を取ったのだ。

私は彼と一緒にキャンプ場の周辺を散策することにした……すると、そこには美しい花畑が広がっていることに気が付いた。「あら、この花は何かしら？初めて見るわ！」と私は興味津々で言った。

ルシアンが微笑みながら答えたのだ……「この花はクローバーというんだよ！四つ葉のクローバーを見つけることができると幸運が訪れると言われているんだ」と。

私は驚きながらも四つ葉のクローバーを探したのである……しかしなかなか見つけることができず、苦戦してしまった。するとルシアンが優しく微笑みながら言ってくれたのだ。「焦らないで大丈夫だよ。きっと見つかるはずだから」と。

私は彼の優しさに励まされながら、クローバーを探し続けたのである……すると突然目の前に四つ葉のクローバーが現れたのだ！「あっ！見つけたわ！」と私は興奮しながら言った。

ルシアンも自分のことのように喜んでくれたのである……「レイラおめでとう！本当にすごいよ！」と言って私の手を握ってくれたのだ……

そして私たちはキャンプ場で楽しい時間を過ごし始めたのだ……一緒にテントを張り、料理を作ったり、川で水遊びをしたり、星空を眺めたりと充実した時間を過ごすことができたのだ。

そして夜になり、私はルシアンに告げた……「本当に楽しかったわ！素敵な思い出ができたわ！」と。

すると彼は微笑みながら言ったのだ……「僕もだよ！また一緒に来ようね！」と言って私の手を取ったのである……

それから私たちはテントの中で眠りにつくことになったのである。私は幸せを感じながら眠りについたのだった……

次の日も私たちはキャンプ場で楽しく過ごした。そして帰りの馬車に乗り込む前にルシアンが私に言ったのだ。「レイラ、また新しい思い出を作りに行こうね！」と。

私は笑顔で答えた……「もちろんよ！次はどこに行こうか楽しみね！」と。

それから私たちは帰路についたのだ。帰りの馬車の中でも、私たちはずっとおしゃべりを続けていた……

そして数日後、私は国王陛下に頼まれて、いつもより難しい薬草の調合を始めたのである……しかし今回は以前のような不安や焦りはなく、穏やかな気持ちで作業することができたのである。それはきっとルシアンと一緒に過ごした時間が私の心を癒やしてくれたおかげだと思うのだ。私は感謝の気持ちを込めて、彼に手紙を書くことにしたのである。『ルシアンへ この間は一緒にキャンプに行ってくれてありがとう！あなたのおかげで本当に楽しかったわ！また新しい思い出を作りましょうね！』と。

そして数日後、手紙を受け取ったルシアンは嬉しそうに微笑んでいたのだった……「レイラ、手紙ありがとう。すごく嬉しかったよ｣と言って私の手を取ったのだ。

私は彼と一緒に笑顔で過ごすことができるようになったことに感謝しながら、これからも彼との時間を大事にしていきたいと思ったのである……

ある日のこと、私は国王陛下に呼び出された。「レイラ、お願いがあるのだ。実は私の友人の娘が病気になってしまって……」と彼は言った。

「そうなのですか！？！？どのようなご用件でしょうか？私にできることなら仰ってください！」と私は尋ねた。すると彼は少し困った表情を浮かべながら答えた。「その娘の病気を治すためには、特別な薬草が必要なのだ」と。

「その薬草はどこに行けば手に入るのでしょうか？」と私は尋ねた。すると彼は少し考え込んだ後、ある場所を教えてくれた。「それは『ムーンライトの森』という場所なのだ。そこにはムーンライト草という貴重な薬草が自生していると言われている。しかし、その森はとても暗く不気味な雰囲気に包まれているため、誰も近づかないのだ」

私は国王陛下の言葉に驚きながらも、彼の力になりたいと思った。そして「わかりました！必ずや手に入れてみせます！」と言って力強く頷いたのだった。

数日後、私は国王陛下に教えてもらった場所へ向かうために馬車に乗った。そしてしばらく進んだ後、森の中へと入っていった……「ここが『ムーンライトの森』なのか……」と私は息を吞んだ。

森の中は薄暗く、不気味な雰囲気が漂っていたのだ。しかしここで怖気づいている暇はないと思い、覚悟を決めて森の奥深くへと進んでいった……

すると突然目の前に美しい湖が現れたのだ！「すごい！なんて綺麗な湖なの！」と思わず声を上げたほどだった。

私は湖の畔に立ちながら周囲を見渡した……すると、遠くの方に小さな光が見えることに気がついた。「あれは何だろう？行ってみよう」と私は思った。

そして湖に沿って歩いていくと、そこには小さな洞窟があった。恐る恐る中に入ってみると、そこには美しい月光が差し込んでいたのだ！私はあまりの光景に感動していたのだった……「なんて美しいの……」と。

その後、私は湖の水を瓶に汲み取り、ムーンライト草の捜索を開始したのである……しかしなかなか見つけることができず苦戦していたのだが、ある場所でついに見つけたのだ！それは湖の底深くに沈んでいたムーンライト草だった。私は喜び勇んでそれを拾い上げた。「これがご友人の娘さんを救うための薬草なのね！」と私は喜んだ……

そして王宮に戻り、国王陛下に報告するために向かったのである。「陛下！ご希望の薬草を無事に手に入れました！」と私は言った。すると彼は嬉しそうに微笑んで言ったのだ。「ありがとうレイラ！本当に助かったよ」と。そして私たちは喜びを分かち合ったのだった。

それから数日後、私はその薬草を持って国王陛下のご友人の家へ向かった。そして娘の治療が始まるのを見届けた後、再び国王陛下の元へ向かったのだ。「国王陛下、ご要望の薬草をお届けできました！」と私は元気よく言った。

すると彼は嬉しそうに微笑んでくれたのだ……「おお！よくやってくれたな！本当に感謝するよ！」と言ってくれたのである。私は彼の喜びの顔を見ることができて嬉しくなった……

その後、私たちは一緒にお茶を飲みながら楽しい時間を過ごしたのだった……

｢お姉さん、ありがとう！｣

ある日のこと、私が花の水やりをしていたところ、国王陛下のご友人と娘さんが訪ねてきてくれた。

娘さんは、可愛らしい手作りのお菓子を持ってきてくれていた。

「これ、お母さんと作ったの！」と彼女は笑顔で言った。

私は感動して涙が出そうになった……「ありがとうございます！とても嬉しいです！」と言うと、娘さんは嬉しそうな笑顔を見せてくれた。

それから私たちは一緒に楽しみながらおしゃべりを楽しんだ……

しばらくして娘さんが眠くなったのかウトウトし始めたので、私は彼女を寝室へ連れていった。そしてベッドに寝かせた後、優しく髪を撫でてあげたのだ。すると彼女は安心したように微笑んで眠りについた……

その後、私が花の手入れに戻ろうとすると、国王陛下のご友人が話しかけてきた。「レイラさん、今日は本当にありがとう。感謝しているよ」と言ってくれたのである。

私は恐縮しながらも笑顔で答えた……「いえいえ、当然のことをしたまでです」と。

すると彼は微笑みながら言った……「君のおかげで娘は元気になったし、私もとても幸せな気持ちになれたよ」と。

私はその言葉を聞いた瞬間、胸がいっぱいになった……この方たちのために何かできることはないかと考えた結果、思いついたことがあったのだ。それは私が育てている花をプレゼントすることだった！ そこで私は温室へ向かい、一輪の赤い薔薇を手に取った。そしてそれを国王陛下のご友人に手渡した。

｢ぜひ娘さんに、この薔薇を差し上げます。｣

彼は嬉しそうに微笑みながら言ったのだ……「ありがとうレイラさん！とても嬉しいよ！娘もとても喜ぶよ」と。私は彼の笑顔を見て、本当に良かったと思った..........この方たちのために少しでも力になれたことを心から嬉しく思った。

｢レイラ、お久しぶりね！苺がたくさんとれたから、ジャムを作ってみたの！｣

リリアナさんがそう言って、大きなバスケットを持ってやってきた。

「わぁ！すごい！美味しそうなジャムですね！」と私は目を輝かせながら言った。

リリアナさんは微笑みながら答えた。「たくさん作ったから、お裾分けするわね！」と言って、私に一瓶のジャムを手渡してくれたのだ。

「リリアナさん、ありがとう！」と私はお礼を言った。そして私たちは一緒にジャムを塗ったパンをいただくことにしたのである..........

｢わぁ！すごく美味しい！丁度いい甘さで焼きたてのパンに合うわね！｣

と私は感動しながら言った。

するとリリアナさんも嬉しそうな表情で頷いた。「レイラの口に合って良かったわ！またたくさん作って持ってくるわね！」と言ってくれたのだ。

私は彼女と過ごす時間をとても大切に思っているのだ……彼女が作る料理はどれも美味しくて、心も満たされるような気持ちになるのである。これからも彼女との友情を大切にしていきたいなと思っているのだった……

次の日、偵察で街の様子を見ることにした。「今日はどんな出会いがあるかな？」と期待しながら歩くと、道端で一人の女性が座り込んでいるのが見えた。

私は心配になり彼女に近寄って声をかけた。「大丈夫ですか？何かお手伝いできることがあれば仰ってください」と。すると彼女は私の顔を見て安心したように微笑み言ったのだ。「ありがとうございます！実は道に迷ってしまって……」

私は彼女の話を聞いて驚いたが、同時にとても嬉しく思った……困っている人を助けることができるなんて光栄なことだと思ったからである。

そして私たちは一緒に街へ向かうことになった。道中では彼女が色々と話を聞かせてくれたので、とても楽しい時間を過ごすことができた。

「お姉さん、本当に助かりました！ありがとうございます！」と彼女は嬉しそうに言った。

私は微笑みながら答えた。「お役に立てて良かったです！また何か困ったことがあったらいつでも頼ってくださいね」と。

彼女は何度もお礼を言って去っていった……彼女の感謝の気持ちが胸に残り、私も幸せな気持ちになったのだった……

次の日も街へ出かけることにした。街に着くと人々の様子がどこかおかしいことに気が付いたのだ。何か困っているような表情を浮かべている人が多いような気がしたのである。

私は不安に思いながらも、街を探索することにした。すると路上で一人の男性が助けを求めているのを見つけたのだ。

私は彼に近づき話しかけた。「何かお困りのことがあるのでしょうか？お手伝いできることがありましたら何でもおっしゃってください」と。

男性はホッとした表情を見せながら言った。「ああ、助かります！実は連れとはぐれてしまったんです……」と。

私は彼の話を聞いて驚いたが、同時にとても心配になった。もし彼が迷子になってしまったら大変だと思ったからだ……しかし彼は落ち着いていたようで、私に微笑みながら言った。「でも大丈夫、ここで待っていれば必ず会えるよ！きっと会えるさ！」と。

私は彼の強さに感銘を受け、一緒に待つことにしたのである。彼はとても優しく思いやりのある人で、一緒にいるだけで心が温かくなった気がしたのだ……

それからしばらく経った頃、一人の女性が彼のもとに駆け寄って来た。「ああ、やっと見つけた！心配したんだよ」と彼女は安堵の表情を浮かべながら言ったのだ。

男性は嬉しそうに微笑んで言った。「ごめん、ちょっと道に迷ってしまってね……」と。

私は彼らの再会を心から祝福した……そして二人が幸せそうで良かったと心の底から思ったのである。

その後、私たちは一緒にお茶を飲むことにしたのだ。彼らはとても仲が良く、お互いを大切に思っていることが伝わってきた。

「王太子妃様、本当にありがとう！あなたのおかげで助かりました！」と彼は嬉しそうに言った。

私も笑顔で答えた。「いえいえ、困ったときはお互い様ですから」と言って、彼らに一瓶のジャムを手渡した。

「これは友人が作ったジャムです。とても美味しいので、ぜひ食べてみてください」

と私は言った。

彼らは、喜んでジャムを受け取ってくれた。

そして私は2人に手を振って、また新たに困っている人たちを見渡すことにしたのだが、どの人も困ったような顔をしている。

「なぜみんな困っているのだろうか？」と私は不思議に思い、近くにいた男性に尋ねてみた。

男性は微笑みながら言った。「実は最近、この街では悪質な犯罪が増えているんですよ.........」と。

私は驚きながらも彼に尋ねた。「どんな事件が起こっているんですか？」と。

彼は深刻な表情を浮かべて、答えた。「なんと、高価な果物が次々と無くなる事件が多発しています……しかも犯人はまだ捕まっておらず、捜査は難航しています」と言うと悲しそうな顔で去って行ったのだった……

私の胸は、不安でいっぱいになった。

こんなにも多くの人々が困っているのに、何もできない自分が悔しかった。

そこで私は決意した。「この街を救うために、私ができることをやろう！」と。

まずは情報収集から始めようと思ったのだ。街の人々から話を聞こうと思い、町中の人に声をかけて回ったのである。しかしみんな口を揃えて言うのだった。「犯人は分からない」「証拠も見つかっていない」と。

私は困った表情を浮かべながら考え込んだ……一体どうすればいいのだろうか？

すると一人の女性が私に話しかけてきたのだ。「あの……何かお困りですか？」と。

私は彼女に事情を説明したところ、彼女は微笑みながら言ったのだ。「それなら私に任せてください！一緒に犯人を捕まえましょう！」と。

私は彼女の協力に心から感謝すると同時に、この女性の強さに感銘を受けたのだった……次の日から私たちは協力して捜査を始めた。毎日街へ出て聞き込みをしたり、怪しい人物を見かけたら後をつけて証拠を集めたりした。しかし、犯人の手掛かりはなかなか掴めなかった……

「うーん、中々見つかりませんね.......ただ、必ず果物が無くなる時間は朝と断定されているので、そこがヒントになりそうですね」

と私は言った。

すると、彼女は考え込みながら言った。「そうですね……でも、それだけでは不十分かもしれません……もう少し情報を集めてみましょうか？」と。

私たちは街で聞き込みをするだけでなく、街の人々にも協力をお願いして情報を集めた。しかしそれでも何も見つからなかったのである。

「これ以上は、どうしようもありませんね..........」と私は肩を落としながら言った。

彼女は私を見て微笑みながら言ったのだ。「諦めずに続けましょう！きっと何か見つかるはずですから！」と。

私は、彼女の前向きな言葉に励まされ、再び捜査を続けることを決意した。そして何日か経つと.........遂に犯人の手掛かりを見つけたのである！

「ついに見つけましたよ！果物泥棒の居場所が分かりました！」

私は喜び勇んで彼女に報告した。

彼女は驚いた表情を浮かべながら言った。「本当ですか！？一体どこにいるんですか？」と。

私は自信を持って答えた。「それは、街の外れにある倉庫です！」と。

彼女は嬉しそうに微笑んだ後、真剣な表情で言ったのだ。「それならすぐに行きましょう！」と。