第110話
110夜目
お気に入りの彼が他の女性とデートするのを見送る時😢😣😖😭💦
私には、以前、溺愛したドS彼氏がいました。
出逢った頃は、ベッタベタのバカップル(笑)
お泊まりデートの宿に入れるまで待てなくて、チェックインの前にラブホに寄ってから宿に行くようなバカっぷり( ̄▽ ̄;)
挑発しあってエロエロな甘い時間を追求していた頃は、本当に…永遠に終わらない愛のような気がしてた。
少し気難しい彼とのデートは、楽しいけどタブーがいっぱい(笑)
あれダメこれダメ、気を遣え、禁止、好きじゃない…どんどんそれが積もり積もっていく。
それでも私は、彼が大好きだったから、一つ一つルールを守って守って…そのうち、何をしていいかわからなくなって、つまらない女になっちゃったんだろうなぁ。
大黒摩季の歌に『あなただけ見つめてる』というのがあるけど、まさにあんな感じ(笑)
〜あなたさえ側にいれば他に何もいらない〜
私が大好きになると、彼の言うがままなすがままになって、意外性も面白味もない女になっちゃうのでしょうね。
それで振られてしまう(笑)
私の良くないところだわ。
ある日彼から、
「このままじゃお前のこと嫌いになりそうだから少し距離を置きたい」
と言われる。
彼の提案に対する返事はいつも『はい』か『YES』しかなくて、私は諸々の想いを飲み込んで
「わかった」
従うしかなかった。
距離を置くと言っても、元々遠距離だったから、相変わらず毎日のLINEは来るし、趣味仲間の集まりには顔を合わせる。
しないのはSEXデート(⌒-⌒; )
そして、彼からのLINEでは、今度〇〇と飲んでくる。とか、何処そこにご飯しに行くとか、伝えられる。
「俺が誰と何をしようが縛られたくない」
と豪語する彼なので、
「そっか、楽しんできてね!」
とか、
「美味しいといいね✨」
って送り出す。
何回、1人で泣いたかな。
今頃、気になる女性に、得意げにグルメの話や趣味の話をしているかしら?とか、
今頃、彼女を抱いているのかな?
なんて頭の中はグルグルするのに…。
物分かりの良いフリなのか、彼を引き止めたことも、文句を言ったこともない。
もちろん、笑い話で
「浮気したら許さない💖」
「他の女の子とイチャイチャしないでよ」
なんて言ってた時期はあるけれど、そんなことが言える時期なら、浮気なんて痛くも痒くもないほどに、心が繋がっているのよね。
そもそもじゃあ、何か言ったら関係が変わるのか?
愛情の冷めた男性に縋りついたところで愛情が戻らないことなんて百も承知だから、私は追わない。
できた女の子ぶりっ子してるけど、内心、痛くて痛くてたまらないのだけどねっ(>_<)
私のプライドではなくて、美意識が私を泣いて縋る女にはしてくれない(笑)
結局のところ、彼が途中寄り道したその女の子たちは、みんな彼の側を去って行ったみたいだけど(笑)
彼に合わせられる女性なんて、そうそういないだろう。。
未だに、私が1番理解し寄り添ったのじゃないかしら…なんて自負もある(笑)
自負があるからって戻りたい気持ちなんかは毛頭ないのだけど(*^^*)
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