第18話 君を通り過ぎる
夕焼けのなかに
町が沈んでいくのを
電車の窓からみていた
急行が停まらない君の駅を
ぼくは通り過ぎていく
君が今夜みる夢が
幸せでありますように
偶然にでも
君と出逢うことは
ないのだろうから
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