第15話 夜職イケメン女子の魅惑に火照り、密着低音ボイスを拒みきれず流される

はーい、ついたー。この公園で、座ってゆっくりお話ししましょー。


…じゃ、あらためて自己紹介しますね。


イケメンでーす。夜職やってまーす。


…あれ?言ってなかったっけ?


ま、警戒しないでいいですよ。今は、営業とかじゃないんで…。


……ホストじゃねーかんな?


うわ。やっぱ、そう思ってました?イケメン過ぎるもんね、僕。


ちゃーんと、男の子相手にしてますよ。お店ではスーツ着てバチバチにキメて、ほぼ男装っすけどね。


ネタ枠ってやつです。トキメキたいってんじゃなくて、おもしれー女と話してみっか〜的な?


【耳元】

ほら、これ。普段の僕の画像。めちゃイケメンっしょ?

男の子に、俺よりカッコよくすんなーって、よく言われますよ。

【耳元終わり】


どうせ店行くなら可愛い女の子と飲みたいでしょ?だから…。


イケメン過ぎる罪を背負った僕が夜の世界で生きるには、ネタ枠しかなかったのです…。うう…、悲しい…。


でも、おにーさんが指名してくれれば…。


あっ!すいません!…営業かける気なかったのに、癖ってこえ〜。今のは聞き流してくださいっ!


ただのナンパっすよ、ナンパ。話しやすい男友達みたいな感覚で、お話し付き合ってください。店でもそんな感じなんでー。


…おにーさんも、僕みたいな女とヤれないでしょ?


……え?ヤれるの?家直行コースでも、よかった?


…マジか〜。


へ〜〜…。


……。


…なら、この公園に連れて来て正解だったかもね。


【耳元】

見て?あそこ。凄く、盛り上がってる。


ここさ、夜はカップルばっかになるの。み〜んな、イチャついてる…。


…ほら。あっちなんて、ヤる寸前って感じ。多分、もうちょいしたら茂みに入って…。


…ねぇ。


……僕と、ここで、ヤっちゃう…?


【耳元終わり】


…フフ。ちょっと、おっきくなっちゃってるね。


……はい、上着。これで隠しな?


いいって、気にしないでいいから…。


……えっ?…たたたた、たしかに寒いかもっ!震えてきたぁ…!


じゃ、さ。キミが手ぇ繋いで、僕をあっためてよ。ね?


…ありがと。助かるー。


……手、あったかいねー。…いや、僕が熱くなってるだけか…?


だって、キミ、カッコいいもん。こんなにドキドキするの、初めてだ…。


…歩けるようになったら、ウチくる?すぐそこだからさ…。


フフ…。でも、簡単に興奮おさまるかな?ちょっと、イジワルしたくなってきちゃった…。


…手ってさ、性感帯だったりするんだよ。知ってた?


ほら。指の間を、こうやって、スリスリって…。


指の先っぽ撫でたり…手のひらを優しく爪で刺激したり…。


……どんどん、おっきくなっちゃってるね。早く、ウチに行きたいのにね…?


…ねぇ。もう隠せないくらいおっきくなっちゃってるしさ…。


こっち、おいで?


向かい合って、僕の膝の上に乗ってごらん…?


【耳元】

…これなら、目立たないでしょ?


…フフ。なに今更、恥ずかしがってんの?


もっと、ギュッて…。おっきいの押し付けていいから、抱きしめ合って密着しよ…?


……あったかいねぇ。


腰…振ってもいいよ?もう、限界だもんね…?


でも…。もう少し我慢できたら、もっと気持ちよくしてあげるよ?


僕、すっごく上手だからさ。男の子がどうして欲しいか分かるんだ。


…グチャグチャに、蕩けさせてあげるよ。


結構、経験してるからね。女の子ともシてたり…。


ま、その時はネコ…。受け身だけど。


別に、女の子が趣味って訳じゃないんだ。でも、ほら、僕ってイケメンだからさ。男とヤリたいって感じで、女の子寄ってくるの。


そういう子達に、抱かれてる。僕も気持ちよくなれるし、都合いいんだよ。


…ん?キミも、都合よく抱かれるの好きなの?僕と、似てる…?


フフ…。ビッチだね。でも、僕とはちょっと違うと思うよ?


……僕が女の子に抱かれる一番の理由はね、男の子を、僕なしじゃ生きられない身体にしたいからなんだよ。


快感で、ドロドロにしたい…♡


…僕は、女の子に抱かれながらね?こうされたいなって、心を疼かせてもらって…。ここ気持ちいいなって、身体に刻んでもらうの…。


たくさん責められて、身も心も爛れて…。


それを、ぜ〜んぶ、男の子にぶつけるんだ♡


イケメンの僕とヤりたい男の子なんて、ほぼいないよ?だけど、一回でもヤったら、僕なしじゃ生きられない身体になっちゃう…♡


男の子が、戸惑ってるの分かるんだ。顔も、声も、カッコいい僕に抱かれてこんなに気持ちよくなるなんてって、拒もうとして…。


そんな男の子を、グチャグチャにする。だって僕は、男の子の気持ちいいことを自分で体験して知ってる、女の子だからね。耐えられるはずがない…。


何度も、何度も、身体から心を蕩けさせて…。


ドロドロになりながら、ただ僕を求める。


ね♡キミも、そうなるんだよ?♡


僕が…。キミを、僕なしじゃ生きられない身体になるまで、抱き潰すからね♡


フフ…。今ならまだ、逃げられるよ…?


だけど、さ…。


もう、僕に抱かれないと、その火照りは冷ませないだろ…?


…キミは、僕に流されるだけでいいんだよ。


ただ気持ちよくなりたくて、気の迷いで抱かれればいい。


…僕は、本気でキミを抱くけどね♡


……抱かせろ。僕なしじゃ、生きられない身体にしてやる。


……フフ♡


さ、行くよ?寝かさないから、覚悟しとけ?

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る