登場人物 ダヴルク編
● アイヒル・ディクター
本作の主人公。自己改造後の体調はいたって良好。
本人も自覚しているが。結構、他人に興味が無い。どちらかと言うと飛空船に比重が偏っている。
ついに念願の飛空船を手にした。ブリッツ・スパロウ号はとてもいい船だと確信しており。それを選んだオリガへの好感度まで上昇している。
一応、分類は魔法剣士だが。最近は後衛で魔法ぶっぱの戦法が楽過ぎて困っている。オリガに剣を習って、自分も二刀流やろうかなぁ……。
● オリガ・コレリカ
アイヒルのパーティーメンバー。最近やっと身体の調子が良くなってきた。
観察の結果。アイヒルは結構バカだとわかった。なのでだんだんと扱いを雑にしていっているが。案の定気づいていない。
話の成り行きで、自分まで技能訓練所に通う事になったが。村でも経験した事の無い「同期」という概念に心動かされかけていた。「あと三か月あったら危なかった」とは本人の談。
アイヒルの剣をみてあげた。盾の使い方が窮屈そうだったので、そのうちもう一本剣でも見繕ってあげる予定。
● ダヴルクの人々
・ 冒険者クラン「ブレイズロア」
ダヴルクの冒険者なら必ず名前を知っている大手クラン。
本来ならばギネクを残して主力メンバーが全滅。クランも空中分解するはずだった。
・ラガルト・ヤーソシァ
「大きなお目目としっぽがチャームポイント(自称)」の
ダヴルクの冒険者の中でも最強格と噂される人格者。全身をアダマント鋼の鎧で固め、同じ素材のハルバードを巧みに操り戦う。炎の魔法が一番得意。
実は生まれる前の卵の時分。親の温度管理が不適切だった事が原因で、子供を作る機能が失われている。
それを悔やみ泣きながら謝罪する両親が誇れる子供になる為、冒険者の門を叩いた。
現在ではダヴルクの冒険者筆頭として沢山の人たちに愛される存在。
また、何人もの孤児を引き取っては育てており。その活動で独り立ちした子供たちの数は多い。
ギネクは彼が目にかけている一人で。もう少し落ち着いたら、一部隊を任せても良いかもと考えていた。
・ダンケル
ラガルトの腹心。「
主に光属性を得意とし。光属性に足りない打撃力を、自分の腕力で補っている。
・ラズーロ
間延びした口調が目立つラガルトの腹心の一人。「
風属性を纏わせた矢で、相手の行動を阻害するのが得意。
・アレハンドロ
ブレイズロアのメンバー。プラストロ・ワームとの戦いで戦死。
妻であるドナと最後までラガルトの力になった。
・ドナ
ブレイズロアのメンバー。プラストロ・ワームとの戦いで戦死。
実はラガルトの養子の一人。ラガルトを積極的に「母」と呼んでいた。
・ネイト
ブレイズロアのメンバー。プラストロ・ワームとの戦いで重傷を負ったが、何とか生還する。
自分を救助してくれたのがギネクだった事が信じられず。自分は死んでギネクっぽい地獄の鬼が面倒を見に来たのだと思っていた。後で殴られた。
・ギネク・バルハ(スカラベ4原作版)
傭兵団「ファイアドレイク」の頭目。
異様な風体に加え。どんな時でも笑みを絶やさず、相手が降参するまで放火する迷惑者。タタキュール空域に仕事の気配を察知してやって来た。
率いる傭兵たちに「ダディ」と呼ばせて、いびつな上下関係を構築し。一応の結束を高めている。相手にすると中々手ごわい。
実は道化の様なひょうきんな顔の裏には、暴力的で激情家な裏の顔が存在している。
・ギネク・バルハ
ブレイズロアのメンバー。実はメンバー最年少。
自身を大きく見せようと、威圧的にふるまう乱暴者。なまじっか実力はあるのが厄介で。何度も小さな諍いを起こし、その度にラガルトに鉄拳制裁されている。
元々は他の島で評判になるほどのワルだった。偶々、依頼でその島を訪れていたラガルトに闇討ちを仕掛けて捕獲され、そのまま彼の保護下へ入った。その為か、未だに感情の出力が暴力で装飾されている。
実は心の奥底ではラガルトに心酔しており。彼の事を自分なりに大切にしようとしていた。
それが指定席の先客に対する暴行とか、陰口を言う輩への制裁だとか、チンピラ風の大切である事が問題なのだが。
生まれて初めて、自分と同年代の強者アイヒルに出会ったが。ことごとくそっけない対応をされているので。むしろ余計に気になっている。
・デイブ
ダヴルクの冒険者。サークルジェリーの間引き依頼に参加した。
最初はアイヒルとプラストロ・ワームの襲撃に対応していたが。いつの間にかギネクの副官っぽい事をし始めた。
このままなし崩し的に、ブレイズロアのメンバーになれないか期待しているが。彼らから見たデイブは、あくまで「ギネクの子分」なので。その望みはかなわない。
あの時の土下座したギネクに漢を見た。それだけで彼はついて行けるのだ。
・リーザ・ヤーソシァ
冒険者ギルドに勤める職員。ラガルトの養子の一人。
特に深く彼に心酔しており。その栄誉に泥を塗るギネクが、割とマジで嫌い。
とある世界戦では。義父の残したクランの看板を、無理やりに生かそうとするギネクを疎み、素行の悪さを理由に冒険者ギルドから除名した。
その後、自主退職し。残りの人生を義父の墓を守る事に費やした。
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