応援コメント

第1話 遊園地」への応援コメント

  • 怖いです……!
    ピエロも不気味ですし、終了するかどうかを自動的に決められちゃうなんて、とても恐ろしいですね。
    これ絶対押しちゃったら駄目なやつだと思うのですが、どんな風にお話が進んでいくのか想像出来なくて、とても気になります。

    作者からの返信

    りほこ様
     おはようございます♪
     ピエロも不気味ですし、終了するかどうかを自動的に決められちゃうなんて、とても恐ろしいですね。・・そうなんです。自分で決められないというのは、もどかしいですよね。
     これ絶対押しちゃったら駄目なやつだと思うのですが・・「絶対押すな」と言われたら、絶対押しますよね(笑)。
     駄作を読んでいただいて感謝💛

    〔小説 タヒチに行ったのは誰だ〕
     さあ、いよいよ最終問題だ。僕は横の『りほこ先輩』をチラリと見た。
     『りほこ先輩』は僕のあこがれの人だ。『りほこ先輩』の美しい横顔を見ると、いつも僕の心臓がドキドキするのだ。
     僕は『りほこ先輩』と一緒に、テレビの『高校生世界旅行クイズ』に参加している。
     数々の難問をクリアして、僕と『りほこ先輩』のペアだけが最終問題に進んだのだ。
     最終問題をクリアすれば優勝だ。そして、優勝賞品はタヒチ旅行だ。
     テレビ局の女性アナの声が響いた。
     「では、いよいよ最終問題です。この3人の中で、話している相手がタヒチ旅行に行ったのは誰でしょう。
     1番、相手のことを『おめーら』というヤンキーの兄ちゃん。
     2番、相手のことを『あなたたち』という主婦。
     3番、相手のことを『あんたら』というおじさん。
     ヒントは『絶対押しちゃったら駄目』です」
     な、何なんだ。この問題は!
     時間はどんどん経過していく。ぼ、僕は、全然分からない・・
     焦るボクの耳に、女性アナの声が聞こえた。
     「さあ、制限時間はあと5秒、4、3、2、1」
     そのとき、『りほこ先輩』の声がした。
     「1番」
     女性アナが叫んだ。
     「せいか~い。お見事、優勝です」
     ・・・・・
     テレビ局のスタジオを出ながら、僕は『りほこ先輩』に聞いた。
     「先輩、最終問題なんですが、どうして、1番が正解と分かったのですか?」
     『りほこ先輩』が優しい眼で、僕を覗き込んだ。
     「あら、あなた、分からなかったの?」
     「はい、実は今でも分かりません」
     『りほこ先輩』が優しく言った。
     「それはね・・ヒントが・・
      絶対押しちゃったら駄目・・でしょ。
      だから・・
      ぜったいお(しち)(やつ)たらだめ・・
      入れ替えて・・
      おめらた(しち)いった(やつ)だぜ・・
      おめーら、タシチ行ったやつだぜ。。。」
      僕は「ぎゃび~ん」と言って、ひっくり返ってしまった。
     〔小説 タヒチに行ったのは誰だ おしまい〕

    編集済