話は動き出す
しばらくして教室に呼び戻されたと思ったら、包帯をぐるぐる巻きにされている俺、横で顔面蒼白にしているヤヒロ、それを見ているノット。成程、異常な光景だ。しかし、なんと、俺にはこの状況の説明をせずに押し切る手段がある。
皆さんご存知、探している本は自作なのでは? という疑問である。
先に俺たち三人は教室に着き、ツララとマヒルくんを待っていた。
ヤヒロに頼むから座ってくれ、と言われ、俺はぼうっと座って待つ。
「それで、どうする気なのさ」
入口付近で二人を待っているノットが、具体的な策を立てているのか確認する。
「パッションで押し通す」
「阿呆か君は」
実際これが策なんだけど、ダメだったらどうしよ。
「……まぁ、どうにかする。どうにでもなる、鬼ごっことか」
「なーんで教室を出ていった子を連れ戻すのに鬼ごっこするのさ、なに? 物凄く逃げたの?」
足掻いたから着いた傷ってのは間違ってないし、本当に説明しなきゃいけないならそのくらいしかない。
「うるせえよギブス指……」
「もう明日には取れるからいいの」
そういえばこいつも怪我の説明してないのに乗り切ったじゃないか。あの時もなんだかんだ流された気がする。だったら無理に押し通しても行けるな、インパクトはそんなにないけど、石を投げて波紋を広げることは出来る。
それより考えるべきは、なぜマヒルくんが意見を変えたのか。驚くほど真反対にしている。
やはり原因はヤヒロに代わってあの本を読んだこと。
誰もそれに気づいていないのは、ヤヒロとマヒルくん。どちらもそのことをツララに伝えていないからだろう。それなのにその事を俺が知ってたり、ヤヒロから無理に引き出したりなんてしたら、盗聴バレにどんどん近付く。
その事を掘り下げずに、マヒルくんの正論を壊す。
「ヤヒロ」
精一杯、俺は始まるだろう自我のぶつかり合いに備えて、
「この先話がどんな方向に行っても、全部俺に任せてくれ」
ここはひとつ、任せてもらおう。
ガララと扉は開かれる。
2人は途中で合流してから教室に来たようで、同時にこの教室へ現れた。まだ俺の包帯に気づいていないのか、それとも気づきながら無視しているのか、ヤヒロを見て、マヒルくんは気まずく俯いた。
「確かに俺は言いすぎた。けれど、主張を変えるつもりはない。俺は本当に捜索を辞めるべきだと、んぁ、なんだツララ」
が、後ろのツララは気づいているみたいで、マヒルくんの肩を叩く。
それでやっと気づいたようで、
「え、肩! 肩! 大丈夫なのか!? な、なにがあったんだおいおい! コウジ!」
指を向けて慌てている。
俺はその返答として左腕を動かしてピースする。
「余裕」
「コウジくん! 怪我してるのに動かさないで!」
怒られた。
「ごめんなさい……」
和ませようとしたけれど、ヤヒロの目が痛いというか惨いというか、とても辞めて欲しそうなので、動かすのを止める。
「な、何があったんだよ」
「……んー」
狐仮虎威の狐や、暖簾に腕押しの暖簾。馬の耳やら糠に釘。
周りの
「あぁんっ、いわな〜い」
うざったらしく、だから俺は実の兄を模倣する。
面倒臭さにノットをかけて。
「はぁ?」
「っていうか〜、そっちはなんで真反対の意見になったのさ。要するに様子変だよ?」
「だからそれは、クラスメイト全員に聞き終わったら任せるつもりだったんだ」
眼光無しの眼、ラフにチーズにチープにcheesyに、ジョークなのかそれが切り札なのかまたはJOKERなのかまたぞろ冗談なのか。
そんな、兄の振り。
「んまぁそれが嘘でも本当でも構わないけど、最初から先生に任せればいいじゃん? それともヤヒロちゃんが頼んだから?」
「あ、いや、うん」
「じゃあヤヒロちゃんは個人で捜索を続けたいみたいだし、続けようよ」
のらりくらり堂々巡り。
何を言っても的外れ。
急所なんてないのだから。
芯なんてないのだから。
論点なんてないのだから。
「限度がある。ここからは先生に頼んだ方がいい」
「なるほど。ちなみにリミットはいつ設定したの? 本の話をされた時から? 捜索を頼まれてから? 僕が捜査に入ってから?」
意味の無い会話がつらつらと綴られる。無意味不気味に聞き詰める。
まったくもって味がない。
「えぇと、捜索を頼まれてから、だ」
「なるほどなるほど。それじゃあもう一つだけ聞きたいんだけどさ」
「長い! なんださっきから!」
さすがに耐えきれなかったようだ。
「長いって言われても困っちゃうな、今すぐ現在すぐ聞きたいことがあるんだよ」
無限詰問。
無限質問。
しかし現実。
「も、もういい!」
「わかった、じゃあ話を戻して……」
「戻さんでいい!」
さぁ、そろそろこのタイムも、
「えーと、元はなんの話しだっけ」
本番に入った。
「だ、だからぁ、なんで怪我したんだよ」
「マヒルくんはどうして意見が変わったの?」
本領発揮、地獄の繰り返し記号。
最悪。
「ってことさ」
さすがに可哀想なので、これ以上詰めるのは辞めておいた。
「君が僕らに理由を言わないなら、僕も君には教えない。あっはっはっは」
乾いた笑いを、少し挟む。
「ハーっブったっ!」
そして思いっきり、満面の笑みでそう言った。
どんどんどんどん疲弊する。どんどんどんどん面倒になる。俺はお前を知っている。俺はお前を知っている。
お前はどれだけ迷惑なことをしても、友人だからと許してしまう。
俺はお前をハブるけど、逆にお前はハブらない。
「な、おま」
まぁ、なんだ。
相手にすると超ムカつくよなぁ!
俺はニヤリと笑う。
光量は少ないが、まだ俺の眼鏡は青いまま。
──────憎い。
口を開いて言葉を放つ。
口を開いて言葉を放つ。
「何言ってんだ、コウジ」
笑みが止まらない。
不敵な笑みを、檪原マヒルに向ける。
ごめんよエーミール、俺はあなたに成れはしない。
「別に俺も、持ち主をそこまで探したいって訳じゃないしさ〜、面倒だな〜とは思うのよ。思うんだけどね、ここまで良い機会は無いだろうからさァ。簡単に言うと、俺はお前の敵だぜ? マヒルくん」
マヒルくん。
そう呼ばないために、お前って呼んでたんだぜ。
ずっとお前を見ていたよ。真似事もしたし、真逆のこともした。オレの基準の真ん中には、ずっとマヒルくんが居たんだぜ。
「俺が敵対する理由は、たったひとつだ」
それが俺の真実。
「マヒルくんに勝ちたい」
笑って、青がかる。相手から見れば、どう見えるのだろう。
「俺が唯一尊敬し、憧憬した幼馴染に、混ざり無しの純粋な気持ちで、勝ちたい」
自殺や手助けの為の嘘では無い。
「ただそれだけだ」
ずっと前からの本音だ。
「俺はマヒルくんを、追い抜かしたい」
明確に始まりを決めるなら、ここもある時点として始まりと言える。
「俺が、俺の主人公になりたいんだよっ!」
任せろと言わんばかりに、自分の胸を強く叩いて、俺は真っ向からマヒルと対峙する。
「ああ、剣城は紛うことなき主人公だ」
何が始まったって、言わば私情、言わば喧嘩。
「誰もが主人公だってのが、俺の持論だ」
笑うでもなく真顔で、マヒルくんは、
「逆に言えば、誰もが主人公、故に誰も主人公じゃない」
その喧嘩に乗った。
「やってやるよ、コウジ」
檪原マヒルは踵を返し、教室から出ていった。
足音は響き、階段から下ったあとも、静寂は続いた。
そして、俺は。
「だァァァっ〜! 何とか誤魔化せた!! わーーーーーーー!!」
「もっと声抑えて!」
「だってさーーー……! いやいけるもんだな、パッションで……」
激しい熱い感情で、檪原マヒルの氷山を溶かした。
何が「楽しんでるのか?」だ! お前も楽しんでいるから、青春を楽しんでいるから今、踵を返してしまったんじゃないか。
だからこそ、
「……謎は、残ったままだけど」
何故マヒルは、意見を変えたのか。
なぜ裏返し、翻したのか。
「一体なんで、マヒルは────」
「そんなことより、なんで怪我したの?」
ツララが言葉を遮って、俺にそう聞いた。
そうだ、あとはそれっぽく誤魔化さないと。
「ああ……いや、なんというか」
俺はどこか、ツララを侮っていた。
悍ましさを忘れていた。
「たった15分、その間にヤヒロを説得して怪我もしてる。ってことは、なにか関連があるって考えるべきだよね」
「えっと、あー、あの」
「ちょっと貧血気味だよね、まるでさっき血を抜かれたばっかりみたいな」
早月ツララは、恐るるに足る。
「それで、一体何があったの?」
弾丸の様だった。矛も盾もすり抜けて、俺の誤魔化しを先に撃ち抜く。
いや、そういう奴だったよな。俺は早月ツララを心から生真面目なんて一度も思ったことない。
こいつの中には蛇がいる。陰がある。だから正しい奴よりずっと、人の間違いを一足先に正せる。
同類だからだ。
俺は何かを返そうとするが、それよりも先にノットが口を開いた。
「簡単な話さ、とても簡単な話だよ。早月さん」
「? 伊豆、さん」
正論は恐ろしい。嘘を常に潰す。
しかし、ノットに弁論を任せれば、心配要らない。
これはなんの比喩でもない。
「九さんの説得をしたのは僕だ」
確かに、俗に言う無敵の人にノットは近い。しかし、ノットは小学生のような、そんな狡い手は使わない。
それよりももっと狡く、賢い。
「その途中、ちょっと言い過ぎてしまってね、九さんが走って階段を駆け上がり、三階に居た剣城くんとぶつかってしまった。そして、剣城くんと九さんは一緒に階段から落ちたんだけど、それを剣城くんが下敷きになって庇ったのさ」
筋は通る。
たった15分、しかし説得の十数分かけた後、少しトラブルがあって15分。そう考えれば普通、なんの異常も謎もない。
「ただそれだけだよ」
「いや、でも、それは」
「それに僕達は、一度だって剣城くんが九さんを説得したとは言っていない」
これ以上、ツララは何も言えなかった。
謎には気づいているだろうが、突けなかった。
それはノットの弁論も理由の一つだったろうが、なにより、
「もう、やめてくれよ」
九ヤヒロが、一言。
そう放った。
「そう、だね」
二人の間にあるのは、溝か壁か亀裂か。
なんにせよ、雨が降らない限りそうは埋まらないものだった。
しかし、だからこそ言おう
「一件落着」
一難去ったのだから、息をついてもいいだろう。
「それじゃ、僕は今日、用事があるから帰るよ」
ノットは扉に手をかけた。
「──────待ってくれ」
ここで伊豆ノットを引き止める必要は無かったが、解散ムードにしたくなかったのだ。
「俺は五月病を治したい。について、一つ気づいたことがある」
ノットの弁論が無ければ言おうと思っていた、あの話。
「その本は、自作なんじゃないかつて」
皆の視線が、もう一度俺に集まる。
「自作って、自作小説ってことか? でっ、でも、実際に印刷ってできるものなのか?」
ヤヒロの疑念も理解できる。確かに売り物なら難しい、しかし、売り物でないなら話は別だ。
「利用方法は色々あるとして、個人が私用するだけなら、まぁこの現代社会だ。難しい事じゃない、ググれば一発だろうよ。だったら表紙に記載しなきゃいけないこともない。それで、なんで自作小説があるっていうと……」
煙たい表情、眉を顰めた面々、いきなり飛ばしすぎたかと、一度空気を読んで黙る。
それに、早月ツララはさっきから目を丸くしている。
「誰かが書いて、印刷してもらって、学校に持ってきた? じゃあ、作者が持ち主?」
ヤヒロは考えが口から出るタイプのようだ。
まるで探偵だぜ。
「いつ、気づいたの?」
琴線が目の前にあった。
明らかに早月の琴線が、俺の手で揺れていた。
「え、あっ、ああ……昨日の昼に、絶対そうだって思って……ほら、聞いただろ? 誰も読んでないんだよな、って」
「そっか、そうだったんだ、コウジくんは、気づいてたんだ」
鳴らした琴線が、触れた俺の心まで揺らしていた。
「凄いんだね、コウジくんは」
そうか、そうだったのか。
ヒーローってのは、こんなに気持ちがいいのか!
青春よりも清々しい、眠るメサコンが刺激されてしまった。
英雄的快楽が、俺の心を満たしていた。
これが昔話なら、俺は空を飛ぼうとして死ぬのだろう。
いや今も、煽てられたわけじゃないのに屋上に登って死のうとしている。
俺はどんな豚より愚者だ。
「……そ、それよりだな。自作小説があるってことは、やっぱこのクラスにいるんだよ。聞いた時名乗り出なかったのも、自作小説だってバレたくないからだ。恥ずかしいってことだろうよ」
恥ずかしい。だから名乗り上げられない。なんて、ノットにはない感情だな。
最初から候補には外していたけど、やっぱり、違うのか。
「なるほどね」
「? わかるのか?」
「わかると言うより、そうだねぇ、確かにって感じかな、筋が通っているよ」
「えーと……そりゃどうも」
いつもの事だが、周りと全く音が合わないな。
「ま、どちらにせよ僕は帰るよ。この話は明日にしよう」
俺もその気だったので、今度こそ止める必要は無かった。
「それに、もう下校完了時刻だ」
その通り、俺たちは帰るべきだ。
しかし、嫌な予感はずっとしていた。
その時のノットは、
「ああ……」
厭に冷静だった。
「……じゃ、俺達も帰るか」
ひとつずつ、近づいている。途中どうなるかと思ったが、今週中に終わるだろう。
そうだ、そしたらノットの弱み探しに全力で当たれる。
「うん、じゃあ、またね」
一人一人出ていかないといけないルールでもあるのか、ツララは一人で扉に手をかけた。
「ツララ」
俺が呼び掛けて、ツララが振り返って、一応言っておこうと思って。
「俺を恨めよ」
「恨まないよ」
微笑みか薄ら笑いか、早月ツララは教室から出て行った。
これから死ぬというやつが、二人の間を広げてよかったんだろうか。
少しだけ、罪悪感があった。
「なぁ、コウジ。ちょっと話せるか?」
「だけど、時間が……」
「歩きながら、校門まででいい」
何の話か。
何の話にせよ、断れなかった。
そして、教室内は空となった。
そういや今日、こんな時間になってしまったけど、予定とかはなかったんだろうか。部活や何かの集まり、ツララなら風紀委員会。
何も無かったのか、放ってまで残ったのか。
どちらにせよ、そういうのも今日だけだろう。
「コウジ、まずは、その」
階段を下りながら、ヤヒロの言葉を待つ。
まだあのことを気にしているのか、申し訳なさそうだ。
「隠してくれて、ありがとう」
正直、あそこまで必死に隠すべきだったのか迷った。お節介かもしれないとも思った。
だけど、その一言が聞けて、不安は無くなった。
今はただ、安堵する。
「どういたしまして」
多少は役に立ったと、そう思っても良いだろうか。
危うい場面だらけだったけれど、乗り切ったのだから、良いとしよう。
「でも、話ってそれだけじゃないだろ?」
それだけだったら、別れる時に一言言えば済む話だ。少し時間がいるから、歩きながら話そうとしているんだ。
「ああ」
話は今から本題に入る。
「僕にはまだ分からないんだ、お前があそこまでした理由」
一日一善、と、その一言で済まなかったらしい。ヤヒロの中で、納得できていない。
と言っても、体が動いたというか、自分でも驚くほど偽善というか。善性なんて捨て去ろうと思ったのに、いまだにこびり付いていたというか。
理由なんてない、そうしなければとなっただけ。
人より獣に近い。感性の問題だ。
自分で言っててゲロ吐くぜ。
「あー、そうだなー……」
だから、聞かれると困る。本当のことを言っても納得しないだろうし、けれど他に理由もない。
少しでも自分の善性を削ぎ落とすために、剪。
嘘を吐こう。
「気持ちがわからないって言ったら、嘘になる」
「えっ?」
「やったことは無いけどな、それでも延長線上にいる。そう思ったから、同情なのかもな」
「そっ、か」
何故かヤヒロは、こちらに顔を見せてくれなかった。
しつこく聞くのも野暮かもしれないと思って、気になったけど詮索は辞めた。
「明日から、マヒルくんが捜索を邪魔しに来るな」
「ああ」
本気になったら、中々厄介だと思う。どういう妨害をしてくるのか分からないが、どう考えても展開を変えるつもりだ。
どういう作戦を立ててくるのか、多数を従えてくるかもしれない。
「マヒルが翻した理由を知れれば、或いは……」
本、あの本の中身を知れれば、論の急所弱所を突いてすり替えて邪魔させないことが出来る。
五月病を治したい。を今持ってるのは──────
「あ──────」
ヤヒロの足が止まる。
「──────あっ」
俺の足も止まった。
「やべぇ、コウジ」
その先の絶望は知っている。
「マヒルが、あの本持ってるわ」
知っているから怖くない訳じゃない。
「マジか……ぁぁ」
し、し、し、
「死にてぇ〜〜〜……!!」
最悪だ。そんなことってあんのかよ。
マヒルは止められない。意見が変わった理由も分からない。本も読めないので捜索も難航するかもしれない。八方、氷山にて塞がり。
思わず本音が漏れてしまった。
いやしかし、こんなことで一喜一憂しても仕方ない。青くなっても五月病じゃ休めない。いくら邪魔してこようとも、ゴールすれば俺達の勝ち。
有利はこちら。
「まぁでも、あいつの性格だし、嫌がらせみたいな邪魔はしないだろうし、ってなったらどう邪魔してくるのかが気がかりだけど、そう警戒するもんでもないかもな……」
なんとか気を取り直して、歩みを進める。
ヤヒロはいつからリストカットを始めたのだろう。
あの時も衝動が抑えられなかったのだろうか。
そんなの考えても、所詮俺は無関係の他人だろうけれど。
「そろそろ校門だな。それじゃ」
軽く手を振って、俺たちは別れた。別々バラバラ、全く違う方向に。
この事件が終われば交流は無くなって、俺はこの世から居なくなる。
それが正しい形なのかもしれない。
世界は俺を赦していないのだから。
俺は知らなかった、
マヒルの本気を。
不可視、不利、不退転、不器用なことを。
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