第6話


 教室がみんなの悲鳴が上がっている、まぁ世界で五人しかいない透明のランクだからな他の人はみんな20歳超えてるからね、


昔から何かと理由をつけて僕のところに来ては訓練を無理やり受けさせられてギルドマスターが止めに行ってたこともあったな 


と思い返していたら次々と質問が飛んできたのだった


 「他の四人とは面識があるの?」


 「ある、てか小さい時から何かと理由をつけては遊ばれてたと思う」


 「今もあったりしてるの?」


 「毎日のように会ってるよ、てかもう離れて欲しいと思ってる」


質問攻めを受けているとある生徒が僕の足元に目を向ける


「ねぇ貴方の足元にいる女の子達は?」


と指差しながら尋ねてきた


 「その子達はここの保育施設に入る子達で僕はこの子達の先生をする事になっている」


「勇者の子供アリスです」


 「余は魔王の子供のアリルである」


と自己紹介をしていた


みんなの反応は黄色い声援で可愛い、とか幼女良いなー


と色々な声があったが最後のやつお前は絶対にこの子達に近づいきさせないからな。


「この子達は異世界の子供なので多分クラスのみんなより強いと思いますよ」


 と言うと羽入さんが幼女達に抱きついてきて頬ずりをし始めた。


 流石の幼女たちも鬱陶しく思っているのか顔が不機嫌になってきていた、


 「羽入さんそろそろ辞めた方がいいと思うけど、明らかにこの子達不機嫌になってきているけど」



 と忠告していたがそれでも羽入さんは辞めなかった。


 そして幼女達の怒りを買ったのである


 「ひつこいですよ、もう辞めてください」


と羽入さんの脛を蹴る、そして

 

 「余はしつこい人は嫌いであるぞ」


と幼女がどこから力を出したのかわからないがそのまま羽入さんの顔までジャンプした瞬間羽入さんの頬に思いっきり回し蹴りを喰らわせたのである。


くらった本人は訳がわからない顔をしながら教室のドアにぶち当たるがそれでも勢いが収まらずドアを破壊していった。


 「はぁスッキリしました」


 「余もスッキリしたぞ、全くしつこいのは嫌である」


と幼女達はスッキリした顔をしていたが、僕は慌てて羽入さんの元へ向かい、蹴られた脛と顔に回復魔法を使用していた。


しばらくして羽入さんは目を覚ました幼女達の前まで行くと


 「アリスちゃん、イリスちゃん、ごめんねとても貴方達のほっぺたが気持ちよかったからまた触らせて欲しいなー」


とはぁはぁと息を荒くしながらおねだりをしてきた


流石の幼女達ドン引きである、幼女達は僕の元まで逃げてきてほわかの背中に隠れながら


 「変態です、近づいてはいけない」


 「変態はお断りである」


と幼女達は拒絶していた


 その瞬間羽入さんは膝から崩れ落ちてショックを受けていた

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