第2話


依頼の話の次の日僕はギルドマスターに呼ばれていた



 ギルドマスターから


「お前が依頼を受けてくれて助かったよ、相手が相手だからな、あとお前中学卒業したらそこまま冒険者にならつもりだろ?」


と色々言われた


 「だってもう本格的に働くこと出来るじゃんそれだったら高校なんて行かないで冒険者やってる方が何倍も良い」


と僕はぶっきらぼうに答えたが


 「だめだ、お前には高校に行ってもらう、お前が自分が孤児だからって諦めていただろ」


と真剣な眼差しで言われたが


 「じゃあ学費はどうしたら良いんだ?中学の時もあったが3者面談とかも虚しい思いしてたし、それが原因でいじめられたし、義務教育だから仕方がなく行ってたけどもう学校は行きたくないんだよ」


と今まで思っていた事を言ってしまう


 「俺はおまえが5歳の時から知っているんだぞ、なんで俺を頼らなかったんだ?」


と呆れられながら聞かれた


 「だってギルドマスター忙しいじゃんいつも僕を気にかけてくれてたのは知ってるけどこれ以上迷惑はかけられないよ」

 

 と僕は思った事を発言した、瞬間ギルドマスターに頭を少し強めに撫でられていた。


 「あのな子供が一丁前に遠慮するんじゃねーよ中学はまだまだ子供の集まりみたいなもんだ高校になったらそんな奴らはどうせ大した大人になれないんだよ、いじめて来た奴はどうせ他のところでいじめられるから気にしなくていいぞ」


とギルドマスターは言いたい事を言ったのかとてもスッキリした顔になっていた


 「そんなお前にこれをやる、俺の知り合いが冒険者の学校の校長をしていてな、いい人材がいたら入学させろってうるさかったんだ、お前ここに行け、推薦しといてやる」


と僕はギルドマスターの知り合いの学校に入学式する事が決まったようだ


 「あと勇者と魔王の子供がここの学校に試験的に園児を受け入れるらしい、その子達もここに行くから依頼とやりやすくなるはずだ」


とギルドマスターは僕の依頼のことも考えていたらしい


 「ありがとうギルドマスター、僕頑張ってみる事にするよ」


 と僕はギルドマスターに感謝を伝えると

 

 「おう、頑張ってこい、相談したい事あったら遠慮なくこいよ、俺はお前が幸せならそれが一番なんだからな」


と僕の頭を撫でながらそう言った

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る