第4話 別れの恋
「俺が悪かったよ…許してよ!」
「何も分かってないくせに!」
俺は過ちを犯した、大事な恋人がいたのに、あと少しで結婚があったのになのにおれは浮気をしてしまった。
おれが彼女を下に見ていたせいだ、バチが当たったんだ。
「なんでバレないと思ったのよ」
「えっと…許してくれるかなって」
「子供かよ!あなたと結婚してもあなたは不倫するってことがわかったわ!」
「まってよ!チャンスをくれ!次は浮気もしないから!」
「どの口が」
玄関に飾ってあった赤い造花の花を床に叩きつけて去っていった、ラインは当然ブロック。
たぶん買ってあげたカバンやアクセサリーも売ってることだろう。
半年が経ちあの頃の俺はいない、心を入れ替えて1から恋愛をすることにした。
「この本ここにあるのか…」
「あれ?あーたくやじゃん」
名前を呼ばれたので後ろを振り返ると元カノがいた、可愛らしい服装をしてアクセサリーをたくさんつけていた。
「久しぶりだね、最近はどお?」
「うん、心を入れ替えて一から恋愛しようと思って」
「ふーんまだ彼女いないんだwてっきりいるのかと思ってたよなら私の友達紹介しよっか?w」
あの時よりもずっと当たりが強いがそれほどのことをしたんだから仕方ない。
「あなたと別れてよかったわwいまの彼氏わさプレゼントも豪華だし浮気はしないし優しいしあなたになかったものが彼にはあったからいまの方がいいわwwじゃーねこれからデートだから!w」
謎の自慢をして去っていった、周りの人たちが見てきたがどうでもよかった。
その店にはあの時あの子にあげた赤い造花の花が売っていた、また俺はそれを新しく買って家に持って帰った。
寂しい気持ちを閉じ込めて。
ゼラニウム
貴方の愛を信じない
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