第3話 明るい君へ
病院の受付を済ませてエレベーターで上まで上がる、手にはお見舞いのお花を持ってウキウキな気持ちで向かっている。
「久しぶり、体調はどう?」
ベットに座って外を見ている同級生の女の子、あと数日したら退院できる。
「みんな元気?」
「元気に君の復活を待ってるよ、あとこれ授業のノート」
「ありがとう、これで続き頑張らないと!」
ニコニコと笑う君はまるで太陽のようだよ、同じ同級生でとても嬉しい気持ちだ。
「わたし、学校続けられるかな」
「どうして?」
「いや、勉強とかは大丈夫なんだけど皆んなから心配されて無理してるとか言われないかなって」
そっか、だよね、クラスのムードメーカーな存在の君が無理してクラスを盛り上げてるって思われるのは嫌だよね。
「君は元気を出してる時が楽しいんだろ?頑張って出してるとかじゃないんだから大丈夫だよ、僕は君のその元気が好きだから」
励ましの言葉みたいなのをいうとその子は笑顔で泣いていた。
数日後
「みんな!久しぶり!」
「久しぶり!体は大丈夫?」
「学校に来てるんだから大丈夫に決まってるでしょ!」
みんなに心配されていたがそれを笑顔で打ち返していた。
「お見舞いありがとうね」
「いやいや同級生なんだから」
「あのくれた花枯れちゃってね、もっと水につければよかった」
「その花好きになったの?」
「うん好きになったみたい私」
「なら一緒に花屋に行ってみよ!」
ガーペラの花言葉
希望
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます