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二十歳すぎの若者が(生意気にも)人生のやり直しやってる話はいくらでもあるし、近年では三十四十ぐらいの年齢層が二度目、三度目の人生やってはしゃいでいる物語も増えましたが、還暦周辺の読者に夢を見せてくれるストーリーというのは、あんまりなかったように思います(まあ、65歳が若返って大騒ぎする楳図かずおの「アゲイン」なんてのもありますけれど)。
単純に若さをよみがえらせる、という流れでなく、若さとか人生やり直しとかの外側からの視点で、ゆうゆうとした気分に浸らせてもらえるところが素敵です。「ぽわんぽわんの国」……まあ、SF的に見ると、魂だけの超越的な精神世界でありながら、退屈しのぎとポイントとか、やたら世俗にまみれているのがアレですが 笑、人がこの世に生を受けたことって、要するにそういうことなのかも知れない、などと妙に説得力を感じてしまいます。
あるいは解脱と悟りとか、物語的に表現したら、もしかしたらこういうことなんじゃないだろうか、などと益体もないことまで考えました w。
作者からの返信
丁寧に読んでくださってありがとうございます。
若いころに比べて「死」というものが身近になってきたなあと感じる今日この頃。
死んだらどうなるのかなあ? と考える機会も増えてしまったようです。
十代の頃は無から来て無に帰るだけだ、などと考えていましたが、今は続きがあると思いたい。
この世にはちょっと遊びに来てみただけ~とか、勉強しに来てるだけ~とか実は、半分本気で考えてます(笑)
会話のテンポと口調が軽妙で、とても読みやすかったです。
困り顔の狸(?)が、見えるようでした^^
作者からの返信
ありがとうございます。
もっともっと想像を膨らませて、楽しい世界を書けたら良いのになぁと
思います。
それには知識も想像力も文章力も何もかも足りないのですが(笑)