『異世界マンガ』を読みふけるおじさん達

①はかなり以前の出来事です。


休みの日に古本屋に立ち寄った時のこと。

マンガコーナーの一角に『40代〜50代のおじさん達』がズラ〜ッと横並びになって、みんな一心に『異世界マンガ』を読みふけっておりました。


おそらく、来る日も来る日も社会の何処かで働いているであろうおじさん達(作業服でした)。


そんな人たちが古本屋で『異世界マンガ』を読みふけっているという状況。

脇目も振らず、ズラ〜ッと横並びで。


その人たちがどんな人たちなのかは知りません。


でも私はなんとなく、脇目も振らずに異世界マンガに見入っているおじさん達の『その背中』に、しばし見入ってしまいました。


そして、このように思ったのです。


「……この人たちが“面白い”と思ってくれるような『異世界の物語』を


なぜ、自分がそのように思ったのかは分かりません。




でも、すぐに書き始めることはしませんでした。

忙しかったもので。


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