第4話デート?

今日はついに問題の土曜日がやってきた。

待ち合わせ場所に姉と一緒に向かう。

「まだ~?」

ルンルンの姉を横目にその問いに答える。

「もう少しかな...あ、あそこだ」

場所は東京渋谷ハチ公前という定番の待ち合わせスポットだ。

その周りには、例のやつらがいた。

合計人数四人で、スリーカップルということかな?

一組目は、赤池 直樹、上谷 初音のカップルと、半沢 浩太、玉木 結衣のカップルだ。

ちなみに、僕らは苗字が同じだが姉に偽名を名乗ってもらっている。

「お、来たか爽...て、おい――」

赤池が絶句していた。

「初めまして、爽の彼女の坂井と申します」

姉が赤池に向けて追撃した。

姉の今日の雰囲気は清楚系という感じだ。

しかし、スタイルも合わさってかなりエロい。おっと、こんなこと考えてはだめだ。気を引き締めないと!

「と、ととりあえず行こうか...」

焦った様子で先へ進もうとする。

今日はショッピングセンターへ行く話だった。

赤池が行くと僕ら以外の全員が進んでいく。

「じゃ、私たちも行こっか」

「う、うん」

やっぱり、色気がいつもとは段違いだ。

と思っていると、突然手を爽の腕に巻き付けるように入れてくる。

あ、これ腕組ってやつか。

いや、今重要なのはそこじゃない。バストがあったているんだよバストが。

姉の顔を見ると若干赤くなっていた。





  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る