第22話 悪口を言う人はあなたの悪口も言っている
食事をしているグループが悪口を言っている。
その中の一人が先に帰ると、悪口が始まった。
「1人だけ仕事が忙しいみたいな顔をしてさー」
「旦那の稼ぎが悪いんでしょ」
次に他の人が帰ると、その人の悪口が始まった。
「あの人、いつも来るけど、自分はイツメンだと思ってるのかね」
「まるで仲間みたいな顔で混ざってて笑っちゃう」
こういうのはネットの世界でもいくらでもある。
もちろん配信の世界でも。
配信者同士でもリスナー同士でも。
その中でも悪口を言う人は気を付けたほうがいい。
悪口を楽しそうに言う人、他人を悪しざまに表現する人は、あなたのこともあなたがいないなところで、そういう悪口のネタにする。
「コミュ障のしゃべりかた~」なんてネタをやって仲間内で笑っていた人が、その後、その人がいなくなった後「あいつ自分はコミュ障だと思ってないのかな」「あんなことしなくても、お前は普段からキモいコミュ障だよw」言われてたりする。
歌う人で「上手いなら尊敬される」と思っている人がいるがそれは勘違いである。
表面では技術で叶わないからうまいうまい褒めていても、内心は嫉妬も相まって不満が増幅されていることも多い。
「30歳すぎて売れてもいないくせにえらそうだよな」「こんな小さい配信の世界でしかイキれないくせにね」と自分のことを棚に上げて、悪しざまに言う人も多い。
上手い相手を褒めないと自分が劣る・嫉妬してると認めることになるから、表面上、同じ立場だぞとするために、仲間のふりをしている人も多いのだ。
なんなら遊びに誘って来たり、仲間のような態度をしてくる人ほど、裏であなたの悪口をどこかに書き込んでいる可能性が高い。
悪口をよく言ってる人と仲がいい人は、自分のことを「悪口を言う側の仲間」と思わないほうがいい。
あなたもただの悪口素材である。
悪口で盛り上がる人はいつでも悪口の素材を探しているし、その周りにいる人も悪口が好きである。
そして、悪口を言う人のところは、人が集まっているように見えても、実際はその仲間内が好きなわけでもないし、友情もない。
だから、その中の一人が何か問題に巻き込まれても、誰も味方はしてくれない。
「いつも同じ配信は見てたけど、友だちってわけでもないしw」「実はあいつさー、こんなこと言ってたけど……」と暴露大会、叩き大会が始まるだけである。
なんならその中の一人どころか、配信主が問題に巻き込まれても、そこにいた人たちは仲間でも味方でもない。
配信主の悪口を笑って聞いていたのに「他人の悪口ばっかり言ってるからだよ」「自分は攻撃されないとでも思ってたのかな」と、今度は配信主を悪く言うだけ。
悪口で繋がっている人は、どんなに盛り上がっているように見えても、いい結果は産まない。
そういう配信からは離れたほうがいいし、そういう配信主を好きな人とは距離を置いたほうがいい。
仲がいい人が悪口好きとつるむようになったとき「そんな人じゃなかったのにな」と未練を感じる人もいるだろう。
しかし、人間は良くも悪くも変わっていく。
悪口好きな人と付き合うようになって、悪口を言うようになったその人は、前にあなたと仲良くなった頃のその人ではない。
そうあきらめて、距離を置いたほうがいい。
悪口を言う人と仲良くしてる人も気を付けたほうがいい。
その人はあなたの悪口も言っている。
あなたがいなくなると悪口を言う……どころか、なんなら配信中に他の人に「こいつ配信始めるとすぐに来て邪魔なんだよな~、早くいなくならないかなw」裏でDMしてることもある。
なので、悪口を言う人には注意である。
そこに友情もなければ、良い印象も、良い運気も生まないのだ。
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