第14話 身内こそが敵になることもある
ネットでの揉め事というと、外に敵がいるのを想像するかもしれない。
しかし、掲示板での晒しやマシュマロでの攻撃など、実は身内ということがある。
なぜか妙に情報に詳しい。
なんならリアルタイムで配信の様子を書き込んだりしている。
外に書いたことでもないことが書かれている。
そんな経験をしたことのある人もいるはずだ。
怪しい新規が入り込んで見ている可能性もある。
あるが……新規では知り得ないだろうみたいな情報が書き込まれることもある。
事細かになんなら自分自身よりよく覚えていて、あれこれ書いたりもする。
これは現在も身内なこともあるし、元身内なこともある。
どんなサイト、アプリでも、始めたての頃はなんでも楽しい、みんないい人、と思える。
その時に知り合った人、後に合わないとわかって疎遠にした人……。
そんな人が敵に回って書いていることもある。
ファン側でもそういう人がいる。
初期の頃のファン、見てくれる人数が少なかったころのファン。
そういう人の中には、遠くになってしまったり、変わってしまった相手に愛憎入り混じって、あれこれ書き込む人もいる。
初期の友達で、それほど自分が伸びなくって、伸びていった人を嫉妬して……ということもある。
早くに人と仲良くなる人を羨ましがる人もいるが、実は危険が潜んでいる。
サイトやアプリを始めて、まだ周りの側面や裏面がわからない、みんないい人テンションの内に、ディスコードなどを交換してしまったり、家が近いからと会ってしまったりして、後々、困ることがある。
後で裏でどういうことをしてるかわかっても、ディスコードでいろいろ話してしまっていたり、家が近いとバレているから粘着されやすいし、中にはひそかにオフ会で写真を撮っていて、タイミングを見計らって、作者や配信者のリアルの写真が晒されるということもある。
「毎日話していていい人だとわかってるから」なんていうのは危険なのだ。
最初は気が合うように見えて、後には嫌いになったり、また、友達の友達がイヤで疎遠になったりなどなど……いろんなこと起きる。
「私はまずいことは書かないから大丈夫」と思う人は甘い。
偽画像を作って晒す人も結構いる。
また、本当の中に嘘を混ぜると効果的だったりもするのだ。
「あの人、昔は仲良かったけど、実は……」(この昔は仲が良かったは周りから観測できるため、実は……からの嘘話が真実味を持つ)
「あの人とディスコやってたら、実はこんなことしだして……」(ディスコの交換してるのは周りも知ってるので、実は……からが信憑性を持ってしまう)
こうならないように「公開された場所でしか話しません。ディスコもDMもしません」明言している人もいる。
「いや、身内なら大丈夫っしょ」思った人は、表題を見て欲しい。
身内こそが敵になることもあるのだ。
この仲良しグループなら大丈夫、この人は信頼できるから大丈夫。
1年も経たない内にそう思い込むことは危険である。
こういうのを読んでもピンと来ない人もいるかもしれない。
しかし、徐々にわかって来る。嫌でも自分や周囲に起きる。
だから、これから伸びていく作家さんは配信者さんは「そんなことを言ってたやつがいたな」とだけ覚えておいて欲しい。
それによって、心の事前準備が出来たり、こういうことが起きるのは私だけじゃないと、その時に思うことが出来るからだ。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます