うちのクラスのクールビューティ家ではブラコン残念マイシスターでした

@aksinn

プロローグ 兄

春それは出会いの季節

春それは優しい季節

春それは...布団という牢獄から抜け出せなくなる季節


ピピピッピピピッピピピッ


「う、う〜ん今何時ぃ?」


朝の7時30分遅刻まであと10分

現在布団の中つまり絶対絶命!

「嘘だろ。今日入学式だぞ!妹よー起こしてくれよー」

シーン

「あのやろ俺のこと置いて行きやがったな。」

とりあえず布団から出て制服に着替え菓子パンを頬張る

なぜ清々しい春の朝から全力疾走しなければいけないのか

幸い家から学校は近いため間に合いそうだ

「ぬわぁーーーーー間に合えーーー!」

キーンコーンカーンコーン

今まさに体育館に入ろうとしているクラスの列に滑り込む

「おっ!何とか間に合ったみたいだな。」

「あぁ、妹のやろう俺のこと置いて行きやがった。」

こいつは中学からの友人小石佑磨

頭もよく勉強もでき男女問わず人気なやつだ

「相変わらず仲の良い兄弟だな妹さん

見たことないけど。」

「別に普通の女の子だぜぇ何なら生意気で

ムカつくやつだよ。」

「ふ〜ん、いつか会って見たいなぁ。」

「まぁ、いつかな。」

入学式というのはやはり退屈なものだ

校長の長ったらしい挨拶を聞き

学校の方針などを聞く

「新入生代表の言葉、三葉美希さん。」

「はい。」


「なぁ優希、あの子めっちゃ可愛くね?」

「そうかぁ?確かに佑磨の

好みっぽいけど。」

長く丁寧に整えられた黒髪とすらっとした体つき

そしてどことは言わないがそれなりに大きい

確かに佑磨の好みだ

「春の訪れを感じる〜」

そんなこんなで入学式は終了した


入学式後自分のクラスに佑磨と一緒に入る

「え〜と三葉だからここの席かな。」

よっこいしょと座ると

「これからよろしくお願いします。」

となりには三葉美希さんが

「よろしく。」

何故だろう周りから嫉妬と妬みの目線を感じる

「さてみなさんおはようございます。今日は

特に授業がないので自己紹介といきましょう。」

自己紹介それは高校生活での自分が決まる大事な

もの

そのために徹夜で考えた38通りにもなる

自己紹介パターンその中でも1番自信のある

組み合わせ好きな食べ物、趣味、みんなに一言!

この3つを使う!

「三葉優司、好きな食べ物はオムライスです

趣味はゲームと料理、これから一年よろしく

お願いします!」

緊張しながらま、はっきり言えた!

「三葉美希です好きな食べ物は海鮮系、

趣味はピアノと音楽鑑賞、一年間よろしくお願いします。」

緊張を感じられない完璧な自己紹介

「くっ、負けたぁ。」

自分より格段に上手い自己紹介

「俺の徹夜はなんだったんだ。」

ボソッ

「三葉くんまだまだですね。」

悔しいーーーーーー!





















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