応援コメント

それは空からやってくる その9」への応援コメント

  • ごきげんよう、ミレイユさん、実はここまで織り込み済みだったのだろうなと、ふと思いました。
    アヴェリンさん辺りが耳元で囁いたかもしれませんが、どちらにせよ、アキラくんならこう言えばこう反応する、きっちり読んでいたことでしょう。だからこそのちらりと見せた悔恨と後ろめたさ。
    だけどそうまでして戦わないと絶望的な未来がやってくる、それほどにミレイユさんも焦っていたのかもしれませんね。
    王様、政治的な頭は皆無、帝王学も忘却の彼方みたいな方ですけれど、大きな意味で王たる素質を生まれながらに持った方なんでしょうね、だからこそ腹が据わってミレイユさんの前でも揺らがない。
    王の素質などないと自覚しているアキラくんの対極にある人なんでしょうが、でも根っこは同じ、素直な脳筋の善人、そんなかんじがします。

    作者からの返信

    ごきげんよう、丁寧な読み込みと深い洞察を交えた感想、誠にありがとうございます!
    そうですね、最中的な着地点は、ミレイユも決めていた所でしょう。
    アヴェリンからの耳打ちしかり、アキラをどう使うべきか、最初からある程度、道筋は立っていました。
    それは時折見せる、ミレイユの表情が物語っています。

    でも、現実問題として歯止め役は必要なんですよね。
    ある程度、中央大陸から戦力を引っ張って来る事は出来ますけど、永住して戦ってくれるかといえば、そうしてくれる者は少ないでしょうし……。
    その上、信頼して任せられる人材となれば、もう決まったようなものでした。

    王様は建て前とか度外視して、自分の思い付いた事を口にしちゃうタイプですね。
    基本的に政治家向きではない。
    でも、王様としての矜持はしっかり持っていて、国と民を愛する心を持っています。
    だからミレイユを前にしても揺らぎませんでした。
    正に素直な脳筋の善人で、だから臣下も放っておけなくて、何か上手くいっちゃうタイプなんだろうなぁ、と思います。

    さて、アキラが貴族に列せられたは良いですが、次は特大の爆弾が……。
    まだひと悶着まってますよ!(笑)